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● TOKYOハンドクラフトギターフェス2007 ●
●日 時:2007年 5月26日(土) 11時〜19時 および 27日(日) 10時〜18時
●場 所:東京都北区王子・北とぴあ 地下1階 展示ホール
●入場料:1000円(2日間入場可)
●主 催:TOKYOハンドクラフトギター フェス実行委員会・TBSサービス
フェアのオフィシャルサイト
【CRANE 展示】
● 2007年の東京の展示会THGFの報告です。広くて安価で快適なブース、東京でこういった展示会を開催するのはタイヘンなのです。まずはスタッフの皆様に大感謝です。盛況のうちに幕を閉じました。次回も楽しみにしています。私のブースは上の写真のごとく、楽器5本の出展と資料やノベルティグッズ(工房焼印入りコースター)であります。去年秋の名古屋の展示会に少し楽器と資料を追加する形になりました。自演のCDを試聴できるように工夫してみたり、ウワサのムックなども置いてみました。
今年は開場と同時に2日間ともお客さんがすぐにブースへやってきて、どうやら遠方からの訪問者も少なくないようです。コチラも気合い入れて歓迎します。でも人の顔と名前をなかなか覚えられない私は平然と「他人モード」になったりして、非常にモウシワケナイこともあったように思います(すんません)。準備した粗品のコースターは無料配布していますが、100枚近く置いていたのですべて無くなったということは少なくとも100名以上は私のブースに立ち寄っていただいた、ということになりますね。う〜〜〜ん、やっぱり覚えられません(笑)。
名古屋では期待していたほどウケなかったブラギーニャでしたが、今回の東京では好評で、多くの方に興味・関心を寄せていただきました。その歴史的な背景やレプリカの価値に共感していただいた方もいらして嬉しかったです。19世紀ギター系では婦女子ギターともいうべき?テルツギターを展示しましたが女性に試奏していただくとブースの雰囲気もガラリと変わります。なるほど、ギターというのはやはり女性が手にしたときにこそ美しさが映えるのだと激しく納得する私...。
今年はアシスタントが急用のため、私のブースにはお店番(看板娘ともいふ)がいなくて、私自身が2日間ともはりついてました。しかも昼休みもとらず食事もそこそこに(なぜなら大事なお客さんはたいてい主人が留守のときを狙ってやってくるものなのだ)。開場はピークの時間帯はかなりの混雑。去年よりだいぶ来場者数が増えた印象でした。従って、今回もよそのブースに出掛ける機会がなかなかとれないワケです....。
【出展楽器など】
● Raffaele & G.B.Fabricatore 1813年ヒストリカルコピーモデル:紙のライニングをもつファブリカトーレのギター。ネックもヘッドもツキ板巻きです。
● Concept-5(ウォールナットモデル):French Terz GuitarをモチーフにしたCRANEオリジナルモデル。ウォールナットとスプルースのツキ板二層構造。7弦のちょっと変わったモデル。最新作。
● French Terz Guitar(バーズアイモデル):Terzの弦長は本来はこれぐらいです。しかもフレンチこそTerzの王道でしょう。ガレット付き。
● Braguinha(ブラギーニャ):ポルトガルの民族楽器でウクレレの御先祖様といわれています。ヒストリカルコピーは世界でも珍しいのです。御覧のとおり2本製作しました(仕様は異なりますが)。
● ノベルティグッズや多少の資料展示。弦情報についてCRANE NEWS の配布。
【会場内の出展者:ブースの概要を紹介】
●細かいレポートは他のサイトでも掲載されると思うのですが、ざっと各ブースの写真を掲載しておきます。共同ブースでは撮りそこねて漏れがあるかもしれません(御容赦ください)。これらはもちろん断片的なものですし、本来は現場でやりとりしながら楽しむものですので、あくまで参考程度に御覧ください。余計なコメントもあまり付けないほうがよさそうなので、基本的には写真のみの掲載としておきます。なお、毎度のことですが私の取材ポリシーとして、なるべく顔が映り込まないように配慮しています。あるいは楽器の写真などで不都合がある場合は遠慮なくメールをいただければ削除なり対処しますので御一報ください。
・ 石橋楽器店
・ 夢 弦 堂
・ SUMI 工房
・ デザートローズ工房
・ アオキギター工房
・ CRAFT MUSICA / ソングバード ギターワークショップ
・ 山崎ギター工房
・ 工房ソニード
・ クレオ バンブー
・ アコースティック絃楽器工房 THIRD FIELD
・ ファーニス工房・大西達朗 / 古楽器工房 VIOL
・ Slack Works / Studio-mu20
・ Toshi.G工房 / クラフトM
・ 手工ギター製作工房 本郷 / 小林一三ギター工房 / mogut.(赤城工房)
・ クレーン(鶴田)
・ 乙竹英夫
・ The Vrai Instruments.
・ Shirai guitar / 小林大作Guitar / Hiramitsu Guitars
・ 占部弦楽器製作所 / イサナウクレレ / Mah松原工房
・ M's CRAFT Kai Ukulele
・ トダ・ギターズ / Yoshida弦楽器工房
・ Yamaoka Guitar
・ アルカディアン・ギター工房
・ FG クラフトガレージ 藤井徹
・ フェルナンデスギターエンジニアスクール
・ (有)バードランド
・ 株式会社 トーラスコーポレーション
・ アコースティック ワールド
・ Sakata Guitars / WATER ROAD GUITAR
・ ロッコーマン株式会社
・ ギター木工作家 大橋成志 / FUJII GUITARS
・ シーガル弦楽器工房
・ Yokoyama Guitar
・ T's Guitar
・ Studio-M
・ FISHMAN
・ R.Taylor
【御礼】展示会THGF2007御来場者の皆様
久しぶりの東京での展示会、お忙しいところ大勢の皆さん御来場ありがとうございました。なかには秋田県や名古屋といった遠方より(一瞬びっくり!)はるばるおいでいただいてひたすら感謝であります。
毎回感じることですが、こうやってホームページを御覧いただいている方と、じかに交流できるのも展示会の大きな喜びですし、私としても非常に大きな励みになります。こう、なんといいますか、勇気が沸いてきて、モチベーションが上がりますよ、ホント。私にとっては展示会は修復や製作の発表の場であり、愛好家や製作家のみなさんとの交流の場であり、同時に心身共に年間の成果を放出して終結するイベントです。明日からまたあらたな楽器を作ろうと決意できるのです。気持ちの切り換えという意味でも大きな機会です。
今年ウチのブースへいらしたお客さんは過去のどの展示会よりも多かったように感じています。自作楽器を見せていただいた方も数名いらして感激でした。全国の製作仲間や「のみのみML」のメンバーと飲んで濃い話をするのも展示会の恒例、存分に楽しみました。主催者側も運営や進行など前回までの経験が幅広く活かされていました。出展者向けのカラーの案内プリント一式はとても良くできていてわかりやすく、ちゃんと読めばまず迷うこともトラブルも起きないよう工夫されていました。この場を借りて御礼申し上げます。スタッフのみなさん連日大活躍でした。
今後もこういった展示会が盛り上がるといいなぁと感じた2日間でした。
またの機会がありましたらまた楽器を見に来てくださいね。
今後ともよろしくお願いします。
ありがとうございました。
鶴田記事:2007年5月28日