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CRANE 案内板 |
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YouTubeで演奏の動画が発表されました!新間英雄さん自身のソロ演奏のほか、指導されているアンサンブル(クレフ・ギタークラブ、牛久ラールゴ・ギタークラブ、ユーリカギター合奏団...)の演奏会/発表会の様子など。フェレールの曲はもちろん、ラグタイムや中林淳真さんの小品なども楽しめます。
新間さんの「マイチャンネル」はコチラ!
http://www.youtube.com/user/ume31421
備考:ページ上の「動画」をクリックすると全ての動画タイトルが現れます。また、再生スライド右下の360はカーソルを当てると480が出ますので それをクリックすると画質がアップします。
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フェレールほか19世紀ギターCDと楽譜(解説書)の御案内
以下に皆さんに御紹介するのが新間英雄さんによるフェレール作品集。新間さん自身の演奏CDと楽譜(解説書)は以下のように現時点で3セットが完成したところです。自主制作の出版物ということですが、フェレールの知られざる名曲を含む多くの傑作がこうやってまとまったカタチで入手できることはたいへん貴重なことでしょう。しかも曲集としての楽譜だけでなく演奏CD(楽器はモダンギター)がセットですから、ギター愛好家の皆さんのレパートリー拡充に広く歓迎されることと思います。
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「夕闇の瞑想曲」 ホセ・フェレール秘曲集
「スペイン・セレナーデ」、「水神の踊り」、「タンゴ3番」といった既知の名曲はもちろん、「夕闇の瞑想曲(ノクターン)」、「君がいなければ」、「バラード」、「スペインのそよ風」、「ワルツ・カンタービレ」、「心乱れて」.... など。CDにも16曲が収録されています。フェレールはいわゆるハズレの作品が少ない作曲家といわれており、技巧に走りすぎず、素晴らしい曲をたくさん残しています。弾かなきゃモッタイナイです。
1893年にパリ国際作曲コンテスト最優秀賞を受賞したメヌエット集「追想(6曲)」のほか、「楽師の歌」、「知っているなら」、タイトルの「魅惑のパリ」。そして「幻想曲<主題と変奏>」など天才フェレール未知の傑作14曲。モダンギターでも楽しめる名曲揃いですが、もしあなたが19世紀ギターを所有していながらこれらを弾かないのは犯罪行為です(笑)。
ロマン派ギターの隠れた名曲集。マティーカ、ダール、モッアーニ、フェレール、F.ツィマーマン、その他無名の作曲家も。現代ではほとんど弾かれずに埋もれていた傑作の数々、ソナタのほかロンド形式を用いた幻想曲(ファンタジー)や奇想曲(カプリチョ)が全14曲。
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ちなみに上記4セットとはまた別の19世紀ギターの名曲演奏CDも用意されているとのことです。
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「ラインの岸辺」フレンチ・ロマン派ギターの神髄 2007年6月完成
ナポレオン・コスト傑作集に加えフランソワーズ・フォッサ、ウエンツェル・マティカ、ジェナーロ・カプートなどの名曲がズラリと掲載。もちろんそれぞれの曲の解説も。コストとメルツの作風比較も興味深いです。
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「ギターの詩」19世紀ロマンティックギター珠玉の小品集 2007年10月完成
マダム・シドニー・プラッテンの7曲ほかフェレールの小品やカーノの小品など7人の作曲家による23作品が収録されています。今回のCDは楽譜の模範演奏ではなく新間さんの解釈・発想によるFakeをお楽しみください。
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「新間英雄ギター・リサイタル」マイ・フェバリット・ロマンティック・レパートリー 2007年11月完成
正確には「新間英雄ギター・リサイタル マイ・フェバリット・ロマンティック・レパートリー&ショーロとララバイ、セレナーデ」と書くべきでしょうか。2006年から発表された一連のCD&解説書(楽譜)とは一転して、これは新間さんの愛奏曲集。南米現代音楽、スイングナンバー、ラグタイム、そしてロマン派音楽など、多彩な内容で楽しめます。
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「詩人の夢」 ホセ・フェレール作品集 Vol.3 2008年7月完成
またまた出ました。新間さんの編纂による作品集。う〜む、この方のエネルギッシュな一連の活動を見る限りでは「この人はずっと死なないんじゃないか?」と思ってしまいます。未来永劫このままの調子で300年ぐらいかけて「フェレール作品集Vol.126
」なんて出そうな勢いです。ホセ・フェレール作品集の第三弾! 詩人の夢、美女の舞、幻想曲エレジーほか全14曲を収録。後半の解説も必読、フェレール作品の時代背景、サロン風作品とは? 乙女の祈りがギターをサロンから駆逐した? 別冊「仮想誌上ブログ」も登場。......もちろん今回も楽譜と演奏CDが揃って新登場です。
■ 「哀愁のボレロ」 ホセ・フェレール作品集 Vol.4 2009年5月完成
さらにさらにさらに! ホセ・フェレール作品集の第四弾! メランコリー、テレプシコーレ(スペインの舞姫)、人魚、花のバスケット、スペインセレナーデ1番・2番・3番、などフェレール作品13曲、そのほとんどは当時2つのギター用に書かれた曲ですが、今回は新間さん独自の編曲による「ソロ作品」として弾かれています、これは大注目! もちろん解説文、楽譜、演奏CDが揃って新登場。さらに追加されている3曲はフェレールと同時代の作曲家ネメロウスキー、クリンガー、ペトレッティ。濃密にして希少、堂々の58分間を堪能あれ。
個人的には今までのフェレール集のなかではこれがいちばんかも。今回は「仮想誌上ブログ」がひかえめなのがちょっと残念(笑)。
記事:2007.04.07 :2007.08.04更新 :2007.11.21更新 :2008.7.11更新 :2009.6.1更新 :2010.5.24更新