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■ 004:大西 透 さん
アコースティックギター「000-18DBC」
【製作者のコメント】
000-18DBCとでも言うのでしょうか000タイプボディーをディープボディーにし、カッタウェイにしてみました。
● 仕様は
表板: スプルース単板 約2.2〜2.5ミリ厚
トップ: シトカスプルース(ベアクロー)
サイド、バック: ホンジュラスマホガニー
フィンガーボード、ブリッジ: エボニー
ナット、サドル: 牛骨
チュウニングペグ: 以前マーチンキットを作った時に入っていた、たぶんゴトー製
バインディング: メープル(オレンジ:黒)アイボリー柄樹脂
スケール: OMサイズ(ネック巾、ちょっと広め)
透明ピックガード
ラッカーグロスフィニッシュ
あと、L.R.baggsのデュアルソースピックアップを取り付ける予定です。
● 音的には自分で作ったから大満足!ちょっと堅めのマホガニーサウンド。カラッと明るい高音が魅力です。ディープボディーのせいか音量も大きめです。
● 失敗点:
・市販のハードケースが見つからない(自分で作る?)
・フレットの擦り合わせの時、養生してなくてボディーの肩の部分をいっしょに摺り合わせてしまった。
・フレットを打ち終わった後10Fあたりの指板の膨らみに気付き、完成前からリペアーしました。
●ご意見、問い合わせ先:大西 透
http://www.niji.or.jp/home/emotion/index.htm
編集者補足:ベアクロウとは表面板に木目を横切るようにいくつもの縞模様が入っている材をいい、その昔、執筆活動やホームページ作りに苦労した熊さんがとくに好んだスプルース材として世の中に知られるようになったもの。表面板としては希少で、気象状況の良い朝早く木こりが起床して森深く探し求めるというが、気性のおだやかな正直者だけが発見できるという幻の表面板、発見できない木こりたちは皆「ちキショウ!」と口々に悔しがるという..........。
【鶴田より】
う〜〜〜む、これまたスバラシイ仕上がり。こだわりの材料とスタイルに並々ならぬものを感じます。ポジションマークの月星のインレイも魅力的です。ヘッド、ブリッジ、パーフリングに至るまでオリジナリティを感じます、自作楽器の醍醐味とアマチュア製作家の底力がビンビン伝わってくる1本です。大西さんはこれで6作目(オリジナルは第1号)のギターということで、今までのマーチンキットがきっと良い経験になったのでしょうね。私もアコギを作るときはヘッドにインレイをいんれいてみよう! こりゃ〜〜目に毒です、作りたくてウズウズしてきます.......。