● 文献:ヴァイオリンと弓の製作家辞典 / UNIVERSAL DICTIONARY OF VIOLIN & BOW MAKERS
品 名:文献「ヴァイオリンと弓の製作家辞典 / UNIVERSAL DICTIONARY OF VIOLIN & BOW MAKERS 」
著者:ウイリアム・ヘンリー / WILLIAM HENLEY (1874 - 1957)
出版社:Amati Publishing Co Ltd (1997) :1973年版の1997年再版
価格:譲渡済み
配送方法:ゆうパック
新品/中古の区別:新古品 限定1冊
備 考:1261ページ ハードカバー 235mm x 153mm x 65mm 内容は英文です
【説明】
リュート、ヴィウエラ、シターン、マンドリン、ガンバ、ギター、あるいはこれらの派生楽器など、楽器や製作者に関して調査を行うとなると、いわゆる「製作家辞典」は必須アイテムです。ウチの工房にはその手の辞典が20冊ぐらいありますが、英語の辞典はむしろ少数派で、ヴィリバルト・レオ・リュトゲンドルフ著の「Die Geigen und Lautenmacher」はドイツ語ですし、レネ・ヴァネス著の「Dictionnaire Universel des Luthiers」はフランス語、他にもスペイン語やポルトガル語、特定地域に限定したオーストリア・ボヘミアの製作家辞典とか、ナポリの製作家(もちろんイタリア語)みたいな製作家文献もあったりします。ですから英語で書かれていればむしろ訳しやすくてラッキーだったりします。まぁ、どこの言語でも私は頑張って訳してはいますが .... 。
さて、今回のお品は、ヴァイオリン業界(否、弦楽器業界)では知らない人はいない、通称「ヘンリー辞典」とか「ヘンリーの辞典」とか「アレ」とか「あぁ、アレね!」などと呼ばれている文献です。
イギリスのヴァイオリニストで教師でもあったウイリアム・ヘンリーが演奏旅行の合間に収集した情報や過去の複数の製作家辞典を編纂したもので、1957年にヘンリーが死去した後、ディーラーのシリル・ウッドコックが完成させ1959年(1960年)に5巻セットで出版されました。その後、1巻にまとめられたのがこの1973年版です。
主に17世紀から20世紀にかけてのヴァイオリンあるいは弓の製作家や工房について約9000名、1261ページ(厚さ6.5cm)にギッシリ収録されています。
もちろん、ヴァイオリン製作工房ではギターやマンドリンを製作していることもよくあるので、ギターに関して調査するときにも役立ちます。
アルファベット順に記載されていますが、国や地域や時代を広く網羅しています。装丁も素晴らしく、ガッチリ作られていてバイブルと呼ぶに相応しい体裁 です...。
・写真1:この方がヘンリーさん。辞書なので図版は無く、この一冊に写真はこれ1枚のみです
・写真2:膨大な量の製作家 / 工房 の説明とラベル情報がひたすら1300ページぐらい続くのです
・写真3:1973年版が1997年に再版されました
・写真4:小口にわずかに斑点がありますが、全体的には良いコンディションです。中身も綺麗です
・Wikipedia にも紹介されるほどの歴史的な文献のひとつなのです
新品で購入して大事に保管していましたが、小口に点状のわずかな斑点があるぐらいで全体的には非常に良いコンディションです。現在売られている新品であっても1997年に印刷された版が最新だと思いますので、現時点で21年経過しており、ヤケやシミがあってもやむおえません。アマゾンなどで新品と表記されていても鵜呑みにしてはいけません。傷みのあるものでも3万円ぐらいから。おおむね4万円ぐらいが相場です。豪華版というのも出ていますが内容は同じです。たまにとんでもない金額で売られていますので御注意あれ。
厚みが 6.5cm で重量が 約 1.7kg あります。筋トレにも使えます。
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