● CRANE ハイパーウクレレ教室/構造●
(A) ヘッド:糸巻きを固定しておく部分。ギターと違ってヘッドの形はどれも似ています。
(B) ネック:ボデイとフィンガーボード(指板)を固定して弦を支えます。
(C) ボディ:普段見かけるのはソプラノですから非常に小柄ですが古来のものはもっと小さかったそうです。安いものはベニヤの合版ですがたいていはマホガニーやコア材でできています。
(D) 糸巻き:機械式の高級な糸巻きは重たいのですが調弦しやすいです。一方、木ペグといって古い楽器では木製の糸巻きもあります。ヘッドは軽いほうが軽い音になり、重いと音の延びが良いというような傾向があるようです。
(E) ナット:4本の弦を支える部分です。粗悪な楽器は弦を弾いたときにびりつきが出ます。
(F) 指板:音程を決定するためのフレットという金属の棒が埋め込んであります。たいていは12フレットですが、15、17、19フレットモデルも存在します。
(G) サウンドホール:共鳴した音がここから広がります。中を覗くと製作会社のラベルを貼ってあり製作年などが記載されています。
(H) 弦:細いほう(高い音)から順に1、2、3、4弦と呼びます。標準的な弦は4弦も細いのですが、音域を広げて演奏するには4弦は太い巻弦(ギターの4弦)を使います(この教室ではこの方法を前提としています)。
(I) ブリッジ:駒ともいいます。弦を留めておく部分であり、弦の片方を1回結んで引っかけるだけです。4弦に太い巻弦(ギターの4弦)を使う場合はカッターなどで溝の幅をちょっとだけ広げてやります。
でも、楽器店であまりしつこく店員に質問するといやがられますので、さらっとチェックしましょう。もしウクレレが少しづつ上達してきたならマーチンやカマカなども弾いてみてください、きっと新しい発見があると思いますよ。私は中古楽器店で古いウクレレを2本入手しましたが、中古(あるいはOLD とかVintageとよばれる名器)楽器の場合はコンディションが1本づつかなり異なりますので購入にあたっては頼りになる専門店かお友達と一緒がいいかもしれません。
参考:私もいろいろな楽器を弾いたのですが、中でもアストリアスのマーチンモデルはヨカッタです。定価8万円で手が出ませんが、いつかは欲しい1台です。(私はふだんは自作の楽器を弾いています...上の写真)