Braguinha 2007 model (Portugal)
LastUpdateMonday, 29-Dec-2014 04:21:04 JST 
(C) 2007 Makoto Tsuruta /
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- Copy of Braguinha -


 


PIC 001 : ヘッドのストラップピン追加。ナットとペグの形状変更。
PIC 002 : 指板はハカランダになりました
PIC 003 : エンドピンも追加しました
PIC 004 : サイズの比較のための写真です


 

世界でも珍しいブラギーニャのヒストリカル・コピーモデル2007年モデルの巻

前年の2006年にブラギーニャのヒストリカル・コピーモデルを製作しました。予想に反して一部の人々には異常な人気。仕様の異なる2本を製作して、そのうち1本は自分用にとっておき、1本だけ資金繰りのために売却予定でした。それで売りに出したら希望者が3人ぐらい手を挙げまして.... いずれも展示会で現物を目にした人達でした。それでも4本追加で作るわけにはいきません。だいたい同じものを作ると飽きちゃうもんね。生活のために同じモデルの注文を受けて作るなんてことはしないのが私のポリシーです。しかし今回は楽器そのものに興味と関心を寄せてもらったという点は非常に重要。こういった楽器の存在すら世間では知られていないので、せっかく興味をもっていただいたので手厚く対応することにして追加で2本作ることにしました。

 

2006年モデルとどこが違うのよ?

・指板が黒檀からハカランダへ
・ペグ形状変更
・ナット形状がわずかに変更
・ストラップピン追加
・塗装の変更(オイル主体からセラック主体へ)
・ロゼッタの若干変更
・ネックの仕込み角度や使用弦等のセッティングの一部変更
・当然ながら価格も上昇、ほぼ倍額に?


基本的には同じですが手間が余計にかかっています。去年も書きましたが、フルサイズのギターを作るのとなんら手間はかかりません。むしろちっちゃくてタイヘンです。

前回と製作過程はほぼ同じです。フレットはバータイプなので金属板からの切り出し、ロゼッタのドットも黒檀の細丸棒を作って装飾しています。ビンディングも1本づつ板材から切り出しています、そこいらで買ってきたものを使っているわけではありません。ポルトガルやスペインの伝統であるエンドブロック周辺のインレイも前回と同じくハカランダ材ですが、なにしろ同じコトを繰り返すのが苦手な私はどこか改良できないものかと常に意識しながら今回も作っています。こまかいセッティングも変えました。弦ですら今回はFDHを使ったりしています。前回と同じ装飾部分であっても必ず習作を経てから本番に挑みます。決して手抜きや自信過剰でとりくまないことが上達の基本です。

 

ブラギーニャ・ヒストリカル・コピーモデル2007の弦

 弦長約332mm A=440Hz Low-G調弦の場合

1弦(a1) ガット(羊腸) 0.64mm D1064 3.5kg
2弦(e1) ガット(羊腸) 0.88mm D2088 3.7kg
3弦(c1) ガット(羊腸)1.2mm FDH1124 4.7kg
4弦(g) ガット(羊腸)ルクスライン LK3165 4.6kg

備考: どちらも張力を3.8kgとするならば:3弦 VN2112 4弦 VN2150

 

結局のところ、2006年に2本、2007年に2本、合計4本を作ったことになります。このうち手を挙げた奇特な方々3名のオガサワラオオコウモリ、リュウキュウヤマガメ、ツシマヤマネコにそれぞれ1本づつお譲りし、現在私の手元に1本残すことができました。そんなわけでどうにか収束しました。まぁ、今後アマミノクロウサギから電話がかかってこない限り、もうこの楽器は作ることはないでしょう。作るのたいへんなんだもん..... 。

 

 

by Makoto Tsuruta, TOKYO JAPAN.

 

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