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記事:2006.08.25〜2006.10.25


秋の名古屋の展示会(報告編)2006.10.25
 「第9回 アコースティックファンフェア2006」

開催期間:2006年10月17日(火)〜10月22日(日) ●楽器の展示に関しては21(土)〜22(日)の二日間
場  所:中部国際空港(セントレア)空港ターミナルビル全域  
     ライブは4Fイベントプラザ 展示は2階のイベントスペースと1階 他
主  催:アコースティックファンフェア事務局(サンズ・ソンズ)
後  援:中部国際空港セントレア http://www.the-acoustics.jp



展示会報告

以下、「アコースティックファンフェア2006」の報告記事です。ざっとまとめてあります。

やってきました中部国際空港。「セントレア」などとオシャレな名前も付いていて世間的にはそう呼んで欲しいようです(JRの駅はまんま中部国際空港駅になってましたけど)。セントレア空港は飛行機の旅客利用だけの施設ではなく観光施設が併設されており、いわゆる観光客も大勢訪れる場所です..... はっ! つまり一種の観光地というかレジャー施設ですか(ということに私は当日気付いたのです)。
温泉やちょうちん横町やバッグのお店だの玩具店だのレストランだの... これに加えて絵画展やライブといった各種催しも不定期にやっているわけですから空港というよりレジャー施設みたいですね。ディズニーランドからアトラクションを撤去して飛行場にすればこうなるのかな? なるほど、昔の空港とはだいぶ変わったものです。

展示会の前日に車で到着した私は隣接するセントレアホテルに宿泊。ほかの空港から離れた安い宿も考えたのですが面倒なことがキライで方向音痴な私は「わかりやすいもの」を好みます。事前にWebでポン!と予約しておきました。エコノミーシングルなる部屋に宿泊予定でしたが到着してみるともっと広い部屋を案内してくれました。やはり日頃の行いを神様は見ていらっしゃるのでしょう。それともCRANEの隠れファンがホテル関係者にいらっしゃるのでしょうか? ともあれプチ幸せ気分です。高速道路の運転で疲れていたのでシャワー浴びてビール呑んで(←オヤジだ).....その日は速攻で寝ました。5時間も寝られるなんてそんなゼイタクしていいのか!? これも宿を近くにとった特権でしょう、ウシシシ.....。
展示会の主催者と空港関係者からは「搬入については朝5時半から開いています。」との案内がありました。そんなに早くから楽器を搬入する健康な製作家なんていないってば(笑)。




セントレアホテルと空港(展示会場)は隣接というより同じ建物と言っても過言ではありません。とにかく案内図で見る限りでは異常なほど近くに感じます。ホテルをチェックアウトして徒歩0分で即座に展示会場が.....と思ったらオオマチガイ。建物内はやたら広くてしかもフロアが上下にスライドしたような構造になっており、現在何階のフロアを歩いているのか....さっそく私は迷ってみたり。どうやら思ったより広いようです。だいたい駐車場のエレベータのボタンにあった「R」とは何の意味だったんだろう? 楽器をカートに積んで奥へ奥へと突き進んでいくとライブの会場が見えてきました(それが4階らしい)。仰ぎ見て「おお!ここか!?」と思ったら展示会場はまだまだ奥へ進むとのこと.... たぶん現在歩いているのが3階のようです。セッセと運びましょう。

さらにカートを押していくとようやく展示会場を見つけました。今まで歩いてきたフロアを一つ降ります。しかしエスカレータとエレベータには「カート使用禁止」の貼り紙があります。謎です。どうやって荷物を降ろしたものか。やむおえず手持ちでブースまで数回往復して解決。




今回は38の製作家と業者が参加します。建物の2階は基本的には製作家のブースが並び、1階フロアにはメーカー(企業)系のブースが設置されます。じつは今回のフェア事務局は例年とは別の会社が担当しますが、いろいろ不手際があって出展エントリーしていた製作家のいくつかはモメて参加を取り消したようです。つまり開催前からすでに一波乱あったというワケ。ともあれ本番当日、すでに数組の出展者がブースの設営をはじめているところでした。どうなることやら......ちょっと不安。




あっというまにCRANEのブース設置を完了。テーブル2台を予約しておいたのでゆとり?の展示スペースとなりました。例年なら解説パネルやら資料やらオマケやらをトコロ狭しと並べるのですが今回はこじんまりとしてます。じつは製作のスケジュールが窮屈だったのに加えて運搬・移動用のマイカーがついに壊れまして.....ちょうど10万kmで成仏。やむおえず買い換えた車はエコを意識してやたらちっちゃいのです。そのため運搬できる荷物の量を自粛しました。修復楽器で披露したいギターもあったのですがとても積みきれず。しかしまぁ、4本でもヘンテコパワーは充分発揮する楽器ですからヨシとします。各楽器の詳細については「私の自作楽器」のコーナーなどを使って今後機会をみながら公開していくことにします。このページではフェアの全体的なコトについて書きます。
左から右へ極小の「Concept-4」、ウクレレの御先祖様「ブラギーニャ(A)」、19世紀ギター「テルツギター」、「ブラギーニャ(B)」の4本。





今回のCRANEブースに出展したのは3種4本の小型ギターです(爽健美茶のペットボトルは大きさ比較のために誰かが隣に置いた)。予定では大・中・小・極小の4種類6本を予定していましたが「大」は製作に手間取り結局は中・小・極小となったわけです。次の展示会2007年5月末に東京で開催されるハンドクラフトギターフェスでは「大」も出展できるでしょう。

極小の楽器は以前作った「CRANE Concept-4」です。東京では展示会でこれら(Concept-4の3兄弟)を展示しましたが名古屋方面では初の現物公開です。みなさんぜひお手にとって弾いてみて....... 弾けないっ! ちっちゃ過ぎるっ! そうです弦長は23cm程度です。6弦なので弦間隔も狭く指が2コース同時に押さえてしまいます。4弦でもキツイかな。そもそもConcept-4は「どこまでギターは小さくできるか」がテーマであったのです。

フツーのオトナが弾けるギターの最小サイズはいかに? 結論からいえば弦長にして約32cm程度が限界。これぐらいの弦長だとマーチンのソプラノウクレレとかバロックマンドリンあるいはバンビーノ/オクターブギターあたりが現存します。バンドゥーリアやチャランゴもまぁまぁ同様に短いですね。考えてみればそれより小さい弦楽器は子供用分数ヴァイオリンを除けば思い当たりませんねぇ....何かありましたっけ? ここ数年は小型楽器を追求してきたCRANEですが今後は大きめの楽器にも活路を見出したいと思っています。



以下の写真を御覧あれ。ファーニス工房の大西さんによるグゥアダニ〜ニ・コピーとラコートモデルをCRANEの楽器の隣に並べて撮影会です。いかに私がヘンテコリンな楽器を作っているかが一目瞭然。左から2番目の大西さんのフレンチ・ギター(ラコートモデル)とCRANEのテルツギターを見ればサイズが比較しやすいでしょう。ブリッジやヘッドの形状もよく似ていますね。テルツギターということで約3フレット分だけ弦長が短いわけです。弦長は約54cm。テルツギターは奏者の体格によってはかなり小さく見えます。やはり婦女子向けかな?このテルツギターのモデルになった当時の楽器もいずれ公開します。

ウクレレの祖先としてはカヴァキーニョやブラギーニャがひきあいに出されますがポルトガル由来の楽器には同じぐらいのサイズで似たような楽器は他にもいくつかあるようです。ブラギーニャは今回2本を出展しています。外観はほとんど同じに見えますが、まさか私がまったく同じ楽器を2本作るワケがありません。どこが違うのか? そこいらへんの話もいずれ「私の自作楽器」のコーナーで比較しながら解説しましょう。

1階の展示会場は通路の両脇にブースが並んでます。その中央が通路。でっかいスーツケースを引き摺った旅客の団体さんが時々通過します。歩きながら私のConcept-4を見て「キャ〜!カワィイ〜!」とか「ナニあれ〜〜!? チッチャ〜〜〜ィ!」と言いながら足早に通り過ぎていきます..... 。たまに足を止めてこちらのテーブルまでやってきてくれるアリガタイ方もあります....。






展示会の模様をひととおり紹介します(順不同)。写真がすべての出展者を網羅していません。撮り損なったものもあります、写っていない出展者の皆さんスンマセン。


2階の展示スペース

山崎ギター工房さん カメのサウンドホールのウクレレやニャンコウクレレ、ワンワンウクレレも。
・Shirai GUITARさん、シモギターズさん夢弦堂・NAO工房さん....今年はマンドリン系の出展者が少ないようでした。

SIERRAさん

小林大作GUITARさん

FG クラフトガレッジさん
毎回ユニークなギターを意欲的に製作し、訪れる方々を魅了しているFGさんです。ヒールとブロック部分は一体化してあって微妙な起伏が彫り込まれています。次回作も楽しみです。

ファーニス工房さんと工房VIOLさんの共同ブース。私たち製作仲間「のみのみML」において、へんてこ楽器総本山の地位を奪い合うのがCRANEとファーニス&VIOLといわれています。ファーニスさんは今回珍しいグゥアダニ〜ニのコピーをひっさげて登場。ラコートモデルも好評です。VIOLさんもヘッドの彫り物に再チャレンジ。オルファリオンは道行く人々の注目を集めていました、キョ〜レツな外観です。CRANEもこれらに負けないのを次回は出さねばならんなぁ....。

・Toshi.G工房さんとTORU Guitarsさんの共同ブース。今回はCRANEブースのお隣さん。こちらも両名とも「のみのみML」仲間っ! Toshi.G工房さんの独特のロゼッタスタイル、美しいですね。あ!TORUさんの見事な桜吹雪インレイギターの写真が無い....すんません。あとでじっくり撮影しようと思っていたのですが機会を逸してしまいました。御本人のサイトに掲載されているかもしれません、必見ですぞ。




亀岡ギターさん
前回の刈谷のフェアからCRANEのお隣さんブースです。訪問者が熱心に試奏してました。今年の展示会場ではお客さんの少ない時間帯に試奏がじっくりできたのが想定の範囲外でした。どこの展示会も試奏は難しい問題ですからね。

KawakamiGuitarsさん
著名なアーティストも御用達とのこと。個性的なモデルもありますね。

Hiramitsu Guitarsさん
楽器はもちろんのこと、そのディスプレイも光ってました。落ち着いたたたずまい...。

・URABE STRING.WORKS Isana Ukulele 佐賀野楽器製作所 さんの共同ブースより
話しによるとURABEさんは川底の10m下に埋まっていた木材でウクレレを作ったとか(公的機関の委託らしい)。熱心にお客さんと対応されてました。

・Yoshida弦楽器工房 木村ギター工房 トダギターズ さんの共同ブースより

・Nob Acoustic Guitars 手工ギター製作工房 本郷 Fujii Guitars さんの共同ブースより

for M さん

SUZUKAWA HAND MADE GUITARSさん






1階の展示スペース

・2階の展示スペースから1階の展示スペースへ降りてみました。
そこには「世界のギター展」なるものが。う〜〜〜〜〜ん、これは企画の詰めが甘いですねぇ。閑散としてました。もっと地域色を濃くするとか工夫したほうがいいと思ふ。




1階フロアの展示スペースには主に企業さんのブースが並びます。緑があったりしてくつろぎムードもありますがお客さんはどんな印象を持ったでしょう。ちなみに反対側の並びではロボット・ショーをやってました。

(株)ワンダートーンさんとその隣はBirdlandさんのブース。プレスが取材にきてました。




・おなじみT'sGuitarsさんです。ウクレレのパーツなど私も購入したことがあります。オススメです。ウクレレキットを卒業したら次はフルスクラッチでゼロから作る....のが不安ならば半加工のパーツといった道もあるのです。



岩本ケースさん 

(株)ディバイザーさん ヘッドゥエイのギターもおなじみ。ウクレレも多数展示が有りました。

Elixir stringsさん 展示会には毎回こまめにブースを出してらっしゃいます。試奏コーナーも健在。

アイチ木材加工さん
ギターを作る人ならどこかでお世話になっているハズ(マニアはアイモクと呼ぶらしい)。国内主要メーカーの材料・加工も一手にまかないながら個人製作家にも対応してくれるニッポンを代表するトーンウッド・ディーラーのひとつです。近年はワカイ人たちもこういった展示会で材をチェックする姿をみかけるようになりました。製作家人口もクレーンホームページが始まった頃に比べてだいぶ増えたようです。展示会場では直接売買ができませんが最近はWebから注文できますね。じつはこの展示会を終えた翌日、さっそく私もアイチ木材加工さんの工場に出掛けていくつか材を買いました。
※ 工場へ出向く場合は事前予約が必要です。


・大和マーク(株)さん 
これまたクレーンホームページではおなじみの大和マークさんであります。楽器用各種パーツはもちろんですが最近からギター用木材も取り扱いを開始したとのこと。カナダの製作家の協力で厳選された材を提供。とくにラッツスプルースには注目。大和マークさんでは取り扱い商品の品目が多岐にわたりおびただしい数にのぼります。おまけに特注品にも対応してもらえるので私は非常に頼りにしています。日本国内にこういった会社があることはシアワセですよ、みなさん。ちなみに今回私の製作したテルツギターのロゼッタ(M.O.P)も大和マークさんに特注でお願いしたパーツを使っています。




K.Yairi solo worksさん 今回もYairi関係のブースは楽器の数が多かったです。以前NHKでも放映された楽器「一五一会」も展示されていました。








展示会の運営について

展示会をふりかえってみました
今回の展示会は従来の「アコースティックファンフェア事務局」から別の会社に運営が移っています。楽器展示会の独自開催ははじめてなわけです。良いところも悪いところもありましたが、以下に私なりに簡単にまとめてみました。



【お客さんの反応】

・展示会場までの経路がわかりづらい。これは私も最初に感じたことですが、空港自体がモダンでカッコイイ作りになっているのが災いして?目的の場所を探すのが一苦労なのです。そういえばエレベータのボタンの表示もわかりにくかったなぁ...。
・いろんなフロアでいろんな催しをやっているせいか、全体を把握しづらかったようです(私には楽器の展示会はライブのオマケ的にも映った)。4階のアコースティックギターのライブでもトラブルもあったらしく出演者からスタッフへ苦情があったとか。ライブ会場では事務局側から聴衆の皆さんへ展示会を積極的にアナウンスしてもらえると嬉しかったんだけどなぁ....。



【出展者の反応】

・出展申請したものの事務局側からはその後何の連絡も無く、かなりあとになってからメールが届いてその間エントリーされているのかどうか不安になった.....製作家の皆さんが口を揃えてそんな不満を述べてました。実際、主催者のホームページに出展者が掲載されたのは開催の2週間前とか...。

・出展者には車で楽器類を搬入するためのパスが前もって説明書と共に送付されてきたのですが実際には搬入口でそれを提示しても乗り付けを拒否されたようです(激怒して警備員とやり合った製作家もいたほどです)。私は最初からカートで運びましたが、じつはそのパスの使い方の説明があまりにも難解かつ雑で手続きが理解できなかったためです(手描きのコピーで2枚ほか)。

・空港側によると楽器等の搬入にカートは使用してはいけないことになっていたらしいのです。空港の窓口に私が尋ねてみると手に提げて運んでくださいとのことでした。飛行場の駐車場なんてのはたいてい離れた位置にあります。運ぶのはたいへんなんですけど..... ちなみにほぼ全ての出展者はカートを使って堂々と搬入・搬出してました(そりゃそうだ)。カートや台車の使えないイベントスペースというのは有りですか?

・展示会主催者と空港側とで駐車場料金を500円/日で交渉中とのことでしたが結局は一般の料金の1500円 X 2日間となりました。

・販売品目の委託販売について手数料に不満が出ていました。私も同様に感じたのですがCDや小物を委託販売してもらうにはちょっとマージン取りすぎじゃないのかなぁ? と感じました。とくに遠征組には高速料金・燃料費・宿泊費・食費・駐車場代などこまごまとした経費もばかにならず。

・前回の展示会よりもお客さんの入りは悪く、閑散とした印象.... 。
う〜〜ん、はたして今回の楽器の展示会「アコースティックファンフェア2006」には何人の来客があったのでしょう? 展示会場はイベント広場ですが、同時に「通路」でもあります。楽器を見る目的ではるばるやってきたお客さんとは別に「東南〜♪ア〜ジア〜♪とってもいいトコォ〜♪」のツアー客などが大勢通過していきます。間違いなく楽器目的の訪問者よりも旅客や観光客がはるかに多かった模様。日本野鳥の会がカウンターをカチャ!カチャ!カチャ!とやっていたので(ウソ) それらを含めて数えるとなるとたいへんな数になるでしょう。
私も出展者でありながらそのへんの正確な訪問者数はよくわからなかったのですが印象では前回の2004年のアコースティックファンフェアより少なめだったような気はします。そのかわりといってはなんですが、旅客のなかにギターとは関わりの薄いお客さんが、たまたまここを通りかかったことで私の楽器に関心をもっていただいた例もいくつかありました。これは一般の展示会には無い面白さといえるでしょう。また、ほかには目を輝かせてまっしぐらに私の楽器に「ギャオ〜〜〜!」と突進してくるお子様もあったりして危険を感じたこともありましたが、それはそれでコーフンしたりして楽しかったです(極小ギターConcept-4は御子様たちに大人気でした)。


展示会運営の初回というのはなかなか完璧には準備が整わないものです。回を重ねるごとに運営のノウハウが蓄積されて良い展示会へと成長していくものでしょう。今回のお客さんや製作家の意見が次回に反映さるように期待しています。






というわけで秋の展示会が終わりました。

名古屋の名物を喰い歩き製作仲間と親睦を深め、ホッピー飲みながらくつろぎのひととき。はるばる展示会場までやってきたお客さんにも大感謝(ホントに遠くからも)。やはり展示会は自作楽器のお披露目だけでなく広い意味で楽しめます。いいもんですね。2年後のフェアでまた名古屋に来たいと思っていますが運営事務局がどうなるか少し不安も残る展示会でした。

工房CRANEは5月に新体制で稼働を始めて設備を更新しつつドタバタと忙しいなか製作と修復を休み無く続けました(ホントに寝てない)。その甲斐あってようやく出展にこぎつけました。例年にも増して忙しかったなぁ... 工房移転を伴う転居もあったり、雑誌の企画を進めたり、車が壊れたり(笑)、なりゆきで厄除けに行ってみたり.... でもどうにか今年の製作は一段落です。次回の5月の東京(王子)の展示会まで再び充電します。また展示会でお会いしましょう!

 

Webmaster:CRANE 鶴田    


















参考:予告編記事

秋の名古屋の展示会(予告編)2006.08.25
 第9回 アコースティックファンフェア2006開催

開催期間:2006年10月17日(火)〜10月22日(日) ●楽器の展示に関しては21(土)〜22(日)の二日間
場  所:中部国際空港(セントレア)空港ターミナルビル全域  
     ライブは4Fイベントプラザ 大型ビジョン前 他
主  催:アコースティックファンフェア事務局
後  援:中部国際空港セントレア http://www.the-acoustics.jp
会場はこんなトコロです→ http://enjoy.centrair.jp/event/index.asp

さて、今年も名古屋の展示会にCRANEのブースを出展します。去年は転居の都合で製作活動が止まっていたワタクシは今年はそのうっぷんをはらすべく?いつにも増して濃い内容のブースにしたいと思っています。現在大・中・小のギター を作っています(まずは予告編として型枠だけでも)。

う〜〜〜ん、型枠の写真だけ見ていても充分に不可解です。なぜなら、これらはすべて創作楽器ではなくヒストリカルなコピー楽器だからです。いちばん小さいのはバンビーノではなくギタリーノなのですがオリジナルはブラギーニャ(ウクレレの御先祖様)のようで目下調査中です。今回は19世紀に愛奏されたこれらサイズの異なるギターを御覧いただき手にとって弾いていただこうというわけです。 あと1本、まだ名古屋ではお披露目していない Concept4 も登場するので正確には大・中・小・極小となりそうです。

出展は楽器のみにとどまらず何らかの資料的なものも展示に加えようと考えているところです。自演のCDや修復楽器に関しては今回の会場規定では別途主催者が一括した販売ブースを設置とのことですからそこへ委託するかもしれません。

東京での楽器の展示会は東京ハンドクラフトギターフェス(TBS系)が毎年開催されるとになり、名古屋のこのフェアとあわせて東と西でCRANEの楽器をお披露目する機会がもてることをとても嬉しく思い、同時に激しく楽しみにしています。名古屋・関西方面の皆さん、あるいは名古屋出張の予定のある全国の皆さん、ぜひ展示会に遊びにきてください。


【製作中の楽器より....↓】

 

  




 



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