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CRANE Ver1.2.7


 
TOKYOハンドクラフトギターフェス2008

私の製作した楽器を出展します。
現物を御覧になり、手にとって、試奏して、
ほおずりして(謎)、お楽しみください。


この催しは終了しました。報告記事はこちらです。

 
日 時:2008年 5月24日(土) 11時〜19時 および 25日(日) 10時〜18時
場 所:すみだ産業会館サンライズホール 
     〒130-0022 東京都墨田区江東橋3丁目9番10号(丸井OIOIビル8階)
     東京都墨田区 JR総武線、錦糸町駅南口前
入場料:1000円
主 催:TOKYOハンドクラフトギター フェス実行委員会・TBSサービス
 THGFのオフィシャルサイト

GoogleMapによる地図
MapFanによる地図



古楽器、民族楽器から新世代創作楽器まで、東京都内では唯一のジャンルを超えた手工弦楽器専門の展示会です。2005年第一回の府中、2006年、2007年の王子に引き続き今年2008年は錦糸町での開催となります。過去の展示会の出展例ではアコースティックギター、クラシカルギター、フラメンコギター、アーチトップギター、バロックギター、19世紀ギター、リュート、ウクレレ、モダンマンドリン、古典マンドリン、ブルーグラスマンドリン、バンジョー、ヴァイオリン、民族楽器、創作新スタイルの楽器、弦楽器用品・アクセサリ、パーツ、修理・修復関連..... などなど多様で手工弦楽器の本格的な展示会です。出展者は個人からメーカーまで幅広く、約50のブースが立ち並ぶ予定です。それぞれの個性的なシゴトをとくと御覧ください。また、試奏も可能ですので製作者と楽器談義に花を咲かせながら、あ〜でもない、こ〜でもないとコダワリを熱く語るもよし。

東京での展示会の開催は恐ろしく高い地価と物価により困難を極めますが、TBSサービスでは意欲的に企画・運営とPRを展開しています。回を重ねるごとに展示会の内容も改善され、出展者や来場者の意見が反映されてフェア自体が進化していることは特筆すべきでしょう。おそらく会場の規模としては今回が最も大きく、しかもアクセスの点でもより利用しやすい立地になったといえます。さらに今年の会場は販売も可能とのことですから、私のブース「CRANE 鶴田」でも自演CDや執筆した雑誌などのアイテムを販売する予定です。

出展者募集中:前回2007年の王子の展示会では会場の面積の都合で出展ブースの数が限られたために、主催者も途中で出展受付を中止せざる得なかったようです。しかし今回は会場の広さが幸いしてゆとりがあるせいか、現時点ではまだ応募しています(2008.1.17現在)。オフィシャルサイトを見ても続々とエントリーしているようです。製作家や材料関係者のみなさん、今年こそ出展してみてはいかがでしょう?


  

【CRANE 展示最新情報】2008.5.24 現在(開催当日まで随時更新予定)


【記事:2008年1月17日
私のブース「CRANE 鶴田」では、例年にも増して濃い内容の楽器を出展します。新作としては現在約4本(約とはなんだ!約とは?)を製作中です。ベネディットの6コースギター、工房オリジナルデザイン・シリーズのConcept-6 などを展示予定です。あと、仕様を変えて作った最新作ということでブラギーニャを1挺。近年は新作よりも修理・修復のほうが仕事量は多いのです。新作楽器はすべて完成させても私の車に載らないので(車がちっちゃい)、何本展示するかを現在検討中です。まぁ、ウチは数より内容で勝負!(なんてね)。あとは販売品やら資料、ノベルティグッズなどを陳列するとブースはたちまちいっぱいになってしまうでしょう。

【記事:2008年5月3日
さて、その後の経過です。ヒミツのベールに包まれたままのConcpt-6は、じつはずっとほったらかし..... なぜならBenedidのコピーモデルに時間をとられていたので、なかなか進みませんでした。それでもBenedidは4月にようやく組み立て完了、現在調整を終えて塗装に入っています。おかげでConcept-6に注力できています。そのConcept-6も独自のアイディアを盛り込み過ぎて、これまた難関続き。自虐モードに入りつつも、ようやくパーツは完成して現在組み立て段階の終盤にはいっています。ブラギーニャもそうですが、今年は難易度の高いモデルばかりで作業の過程全てにおいて難関続き、木材ではなく命を削って作っている感じです。


【記事:2008年5月24日
出発前の朝4時にサイトを更新しています。
今回の出展記念ポスターを配布することにしました。CRANEオリジナルデザインの手彫り、手刷りのため40枚限定。展示会場ではとくにPRしませんが、ブースで声をかけていただいた方に先着順に無料提供します。つまりこのサイトを御覧の方のみに提供されることになるでしょう。お一人様1枚限りです。エディションも付いており、CRANEの正式オフィシャルの版画ポスターです。

ようやくConcept-6(Avalanche)も完成しました。久しぶりのモダンギターです。構造は奇抜に見えるかもしれませんが、私の目指したのはより自然なサウンド。会場でぜひお試しください。





Histrical copy model: Joseph Benedid
 1812年にホセ・ベネディットが製作した6コースのギターを徹底的に分析し、採寸しながら製作する忠実なレプリカ。ヒストリカルコピーモデルとしては今までにないハイレベルな楽器になりました。単純に見える部分も実際に作業をはじめるとうまくいかない。装飾部分だってテストボードで何度もやりなおし。過去の修理痕とオリジナルの判断に迷う箇所も。とにかく構造上の謎が多くて、現物楽器を調べれば調べるほどわからなくなる、そんな毎日でした。もちろん総ガット(羊腸)弦。苦労の甲斐あって最後は納得のいく1挺になりました。
 

 
 

Concept-6:毎回好評の? CRANEオリジナルモデルのシリーズです。今回もちょっと(だいぶ?)変わったモデル。
独自のアーキテクチャによる「モダンギター」それがConcept-6なのです。ヒストリカルコピーもいいけれど、モダンギターというぐらいなので現在の自分モデルを作りたいのです。つまり、おもいっきりワタクシらしい仕様の楽器にしたい。黒檀ボディのバックは独自の阿弥陀バーを採用、側面板も黒檀で3ブロックシステムを考案。特筆はバーを持たないサウンドボードの雨だれ状力木(トリックルブレイス:Trickle Brace) になっています。モデル名を「アバランシェ(Avalanche)」と命名。


 
 

Braghinia(ブラギーニャ):ポルトガルの民族楽器でウクレレの御先祖様。世界でも非常〜〜〜〜〜に珍しいヒストリカルコピーです。2006年度に2本製作し、2007年度に仕様を変えてさらに2本製作しました。完売して手元に残った1本を展示します。もちろん総ガット(羊腸)弦です。そのへんの事情も含めて「私の製作した楽器」のコーナーを御覧ください。

音楽CD:オリジナルのBenedidを用いた鶴田のギター演奏CD「18世紀 スパニッシュギターの芸術」です。→ブースで販売予定

弦計算尺:弦選びのための強力なツール。「キルシュナー社の計算尺」です。→ブースで販売予定

19世紀ギターがらみの文献:私が執筆した記事が掲載されている例の共同通信社「AudioBASIC」の「いい音を選ぶ」です。→ブースで販売予定
その他:配布用のノベルティグッズは出展記念ともいうべきポスターを提供。鶴田手彫りのオリジナルデザインポスター。但し限定40枚のみ。エディション付き。



    


記事:2008年1月17日, 5月3日, 5月24日

 

 



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