■ モダンギター:ホセ・ラミレス I 世 (1909年) 613mmの弦
● モダンギター ホセ・ラミレス I世 ギター (1909年) 613mm の弦
一般的なクラシックギターに羊腸弦を張ってみたい、そんな方々の要望に応えて鶴田なりにあれこれ張っては弾いて選んでみました。
今回の例はスケールが短かめの613mmです。650mmや664mmとはかなり感覚が変わってきます。
なお、A=440Hzで計算してありますが、半音低い415Hz のほうが良く鳴る、ということは多々あります(全音低い392Hzもオススメ)。そのほうが楽器にも左手にも優しい ... お試しあれ。
弦長:613mm A=440Hz(この楽器は415Hz推奨) 総張力: 35.3kg
19世紀ギターほど低い張力ではありませんが、現代の一般的なクラシカルギターよりはやや低い張力です。
1弦(e1):羊腸 DL2062 6.3kg
2弦(h=b):羊腸 DL2079 5.8kg
3弦(g):羊腸 DL2100 5.9kg (FDHやFDLもいいかも)
4弦(d):J4304 Pro-Arte Light 5.8kg またはVNG2132
5弦(A):J4505 Pro-Arte Normal 6.0kg またはVNG2180
6弦(E):J4506 Pro-Arte Normal 5.5kg またはVNG2230
【注意】
・このページは楽器の種類/スタイルごとに、どのような弦を選べばよいか、という参考のためのページです。
・他の楽器と比較するためA=440Hzで弦を選んでいます(当時の基準ピッチは楽器によって異なることもあります)。
・まったく同じ弦長、同じ構造、あるいは同じ製作家の楽器でもサドルやナットの調整(セッテイング)でテンションはかなり変わります。
・表記の弦はあくまで参考ですので、実際に自分の楽器に張って弾いてみて状態をみながら納得いくまで弦を選びなおすことも必要です。
・くれぐれも過大な張力で楽器を壊さないように御注意ください。当方では一切責任を負いません。
19世紀以前のほとんど全ての楽器は現代の楽器よりも低い張力です。構造と材料かならる強度を超える張力は確実に楽器を壊します。
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