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■ 19. ビンディング 角度がポイント
さきの続きでビンディングをボデイに接着する前にやっておくことがあります。それはエンドピン周辺の三角形の飾り板です。これは黒檀のベニヤを使いましたがやや厚いほうが接着時に反らないので好都合です。ここでは薄いものを使っています。カッターで切れます。
図面を参考にボディ側に鉛筆でマークしてカッターでまずはツキ板をカット。表面板と裏板を接着する前に行ってもよいでしょう。
そして平ノミか彫刻刀で薄く剥がしていきます。そこにタイトボンドで三角の黒檀板を貼ります。デザインナイフ等でピッタリに合うように慎重にサイズを調整します。
ビンディング材を軽く組んでみて具合の悪い箇所はサンドペーパで修正しておきます。ここであわてるとあとから補正がきかないので腰を落ちつけてじっくりやります。
接着は私はスプールクランプかハタガネを使います。ゴムバンドやヒモを使う製作家も多いです。私の場合は一気に接着せず10cm幅ぐらいに作業箇所を分けて乾いてから隣を接着します。
接着はこの場合ウエスト部分から行いますがどうしても膨らみが出るので棒かペンのようなもので押さえながら完全に接着します。
裏板が終わって表面板側のビンディングを接着しているところです。
小さなハタガネがかけにくいところは表面板の接着で使った大型ハタガネで以下の写真のように固定します。カーボンクランプも使うことがあります。
これだけでもだいぶ全体のフォルムが引き締まって見えますね。