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■ 22. ネックジョイント 最大の難関
ジョイントしてから塗装するのが世間では普通だと思いますが私は塗装が先で、そのあとジョイントすることもあります。しっかり敷物をして注意深く作業しないと塗装を傷めてしまいます。ちなみに塗装後のネックの重量は255g、ボディの重量は590gでした。塗装前のネックの重量は250g、ボディの重量は575gでしたからそれぞれ引き算すればおおむねの塗料の重さがわかります。
まずはボディ側の接続面をネックの接着面に合わせて切りはがします。小さい工作ノミと平刀を使います。
ネックを仮にボディに組んで具合を見ます。そしてヒールの部分をボディのビンディングのあたりにくるよう切り詰めます。ここではやや長めにノコで切ってあとでノミで正確に合わせます。
さあ、ニカワで接着です、ここはタイトボンドは使いません。狭くてクランプしにくいのであらかじめ練習しておきます。この作業にかかわらず私は接着するときは仮組みを行ってクランプをかけるというリハーサルをやります、いきなり接着をはじめると気付かなかった隙間やガタが生じることになるからです。急ぐあまり「ひとまずくっつけてあとでなんとかしよう」とやっちゃうと取り返しがつかなくなることを経験で学びました(笑)。保護用のコルク板も忘れずに。
はっきりいってこの作業のときは緊張します。特に今回は特別にネックをわずかに反らせるという試みをやっているのでよけいに心配です。それでもなんとかネックとボディが合体しました!
こりゃ〜〜、どこから見てもギターですね。このあとブリッジの接着やフレット打ちが待っています、Go!Go!