工程説明ページ


 ストラップピンを作る  ディテールが命

そうなんです、たとえペグを購入したとしてもストラップピンという旋盤加工の問題(楽しみ?)はちゃ〜〜んと残されているのです。但しストラップピンはルネサンスリュートには付けませんからご安心?ください。バロックリュートなどはストラップピンを付けますがギターやヴァイオリンなどと比較すると信じられないぐらい小さな豆粒のようなサイズのものです。

 

私なんか丸太から作りはじめちゃうもんね.......。

 

 

みなさんは小さな角材を手配してください。旋盤にかけるサイズに切り落とすまでが一苦労、二苦労、三苦労、いや、椿三十郎(ああ、久しぶりの登場だ)であります。みなさんは椿三十郎をご存じですか? では桑畑三十郎は? え? どっちも知らないと? 修行が足りませんなぁ〜〜〜わっはっはっはっ.....。

 

 

わけのわからんことを書きながらもようやく直径15mm程度の円柱に加工しました。

 

 

これも木工旋盤の支持具に合わせるためにバツ印のノコ目を入れます。私は電動糸ノコ盤でやっていますがもちろん手ノコでもかまいません。電動糸ノコ盤でやる場合はしっかり材料を固定してから切り込まないとガリガリ...ガリクソン...となりますから注意してください。

 

で、問題のストラップピン(ボタン)はもっと細いので以下のように削ります。

あ、話は全然変わりますが昨日の夕方近所のコープで買い物してたら「フグの一夜干し」というのが売っていて無性に食べたくなりました.....が、すでにその日の晩御飯のオカズは決まっていたので泣く泣く帰宅しました。あああああ、喰いたい、喰いたい、喰いたい.......こういうのは私は尾を引くのです........こうやってホームページを作っていても私のキモチははるか下関(どこにも下関産とは書いてなかったが)。

 

だいたいですね..........、東京の魚はマズいことが多いと思いませんか? 九州の海で育った私にとって東京の刺身などというのは時として耐えがたいものがあります(東京の魚屋さんスイマセン)。それでも、こないだ行った都内のお店(しかも渋谷)の魚はウマかった! カニも貝もホンモノでした、男らしい刺身を喰わせてもらいました。また行きましょう!

 

 

長さが充分だったので2個同時に作りました。リュートのストラップピン(ボタン)はもう少し頭と止め皿の部分(ヒモを巻く軸)は短いほうがいいのです。これは参考程度に考えてください。ボディに差して接着する軸の太さももう少し細くていいのです。

 

え? どこで2つを切り離すのかって? それは秘密です(古杉)

 

 

あとはノコで分離してサンドペーパーで軸の中心のバリをならしておしまい。

 

 

 

というわけでフグの一夜干しに未練を残しつつストラップピンは完成するのでありました。あああああ、喰いたい、喰いたい、喰いたい......

 

 


 リュート製作ちょ〜入門の目次に戻る



 (C) 1999 CRANE / TSULTRA info@crane.gr.jp 


 Back To CRANE Index Page