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さて、みなさんはリュートを弾いたことがありますか? ん?すでに50本ぐらい所有して日替わりで弾いていると? それとも「なんですかソレ?」と疑問の方もおられるでしょうね。ここで「リュート」を初めて耳にされる方は当クレーンホームページの「ハイパー音楽教室リュート編」という怪しいコーナーがありますのでちょっと予習していただければ話がスムーズに進行するかと思います......。リュートに興味があるんだけど流通量も少ないし、購入するにも予算が.....というアナタ! ここでひとつ思いきって道を踏み外して、あ、いや、デキゴコロで楽器を作ってみませんか? 入手が厄介ならいっそのこと作りませう! (なんて前向きな提案でしょうか!)
・このページの記事は2000年6月に初版として公開したものですが、その後何回かの修正・更新を行っています。とくに2002年3月に出版されたRobert Lundberg 氏による著書「Histrical Lute Construction」には詳細にリュート製作が解説されており、「ああ、もっと早くこんな本が出版されていたらよかったのになぁ」とつくづく感じています。そんな経験を活かすべく、今からリュート製作をされる方のために当クレーンホームページでは弦楽器製作・修理のための多くの文献を御案内しています、「弦楽器製作関連文献」コーナーをぜひ御覧ください。価格や出版社、ページ数、書籍の記述の概要などを紹介しています。
注:文献資料や論文は必ずしも正しいことばかりが記されているわけではありません。最近の論説でも間違いや勘違いは見られます。
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■ はじめに
● はじめに
■ 1. タイプの検討
■ 2. 資料収集・調査
■ 3. 材料の手配
■ 4. 図面作図または入手
● 買うか描くか?
● 鶴田の描いた図面を入手し、お使いいただくことができます。
1735年のイタリアのマンドリーノを参考としたものです。図面はA1サイズで原寸にて1枚となっています。
【再配布と使用にあたり】。
この図面はフリーウエアです。個人で利用するのであれば印刷・コピーして自由に再配布してかまいません。使用にあたっては作成者である鶴田(私)にいちいち断る必要もありません。但し著作権は放棄していませんので内容の改変や無断での商用利用は堅く禁止します。図面に表示されている注意事項は必ずお読みになってください。著作権に関しての御質問や御相談がありましたら鶴田までご連絡ください。GIF形式データはブラウザで表示させるには面積が大きすぎるのでいったん保存してから画像ソフトで開いてお使いください(GIF形式のほうはあくまで参考です)。
●PDF形式(Acrobat
Ver4.0)データ(約650KB)
●GIF形式データ:参考(約260KB)
● こちらはリュート製作家から提供いただいたロゼッタ3パターンです。通称「ロータス1・2・3」......こちらもPDF形式データです。
●PDF形式データ(その1:111KB)
●PDF形式データ(その2:118KB)
●PDF形式データ(その3:126KB)
PDF形式データを表示したり印刷するにはアドビ社からフリーウエアとして配布されている「アクロバットリーダー」が必要です。
Acrobat Readerはこちらからダウンロードできます。 |
■ 5. リブのテンプレートを作る
■ 6. リブとスペーサの切り出し
■ 7. 表面板の切り出し
■ 8. ロゼッタ彫り
■ 9. ブロックの製作
■ 10. リブアッセンブリスタンド
■ 11. ボデイをつくる
■ 12. ネックの切削
■ 13. ペグボックスの加工
■ 14. ネックジョイント部の加工
■ 15. ペグの製作
■ 16. ペグを作る
■ 17. ストラップピンを作る
■ 18. ストラップピンの穴開け
■ 19. ブリッジを作る
■ 20. ヘッドとブリッジの着色
■ 21. バーの切り出しと接着
■ 22. ブリッジとモロモロバーの接着
■ 23. ヘッドの装飾
■ 24. 表面板接着準備
■ 25. 表面板接着
■ 26. ハーフビンディング
■ 27. フィンガーボード・ポイントの仕上げ
■ 28. テールのキャップ仕上げ
■ 29. ペグボックスの接着
■ 30. ペグの塗装と装着
■ 31. ナットの加工と取り付け
■ 32. 塗装準備
■ 33. 塗装
■ 34. 調整そして完成
■ 35. 何を弾くか?
■ 36. 展示する/謝辞