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■ 表面板接着準備 ラベルも忘れずに
表面板接着準備とは何をやるのか? え〜〜と、まずはフィンガーボード・ポイントの切り込みを入れます。図面より若干小さめにデザインナイフで切っておき、あとでピッタンコに合わせます。このときもわずかに刃を斜めにしたほうが重なり部分を美しく合わせることができます。
表面板のジョイント部の厚さが指板と同じになってますか? 切り口のバリを少々サンディングしました。
あと、ラベルも今のうちに貼ります。今回もわが家の爺さん愛Mac(PowerMacintosh6100AV/G3改)で作成したものを使います。私のラベルは四角形をリュート系の古楽器に、楕円形のラベルはギターに使うことにしています。
次に表面板ですが、ボディとの接着・固定方法はいくつかあります。テープで留めたり、ゴムバンドで巻いたり、ヒモで巻いたりとか......ここではヒモで巻く方法にしました。その準備としてあれこれ考えたのですがやや大きめに切っておいた表面板に丸ノミで以下のような爪欠きをつけていきます、あとでヒモが滑らないようにとの配慮からです。
リブから1.5mmほど離してノミを入れます。近すぎるとビンディングがきれいに納まらなくなります。
ヒモをかけて接着する前にさきほどの保護厚紙が再登場します。今度はブリッジ部分に穴をあけてから紙テープで表面板を覆うように貼っておきます。
ヒモをかける方法では木片をいくつか準備したほうがいいです。いったん巻いたヒモのあいだにこれを詰めてやって張りを強固にするのです。
平ノミで斜めに切って挿しやすくしておきます(私もこまかいなぁ.......)。
念のためヒモを巻く部分に傷がつかないようにコルク板と紙テープで保護しておきます。
それではいよいよ表面板とボディを閉じる行程です。