WOODCLAFT社の場合

 

アメリカで木材や工具類を幅広く扱うWOODCRAFT社 から工具を購入した記録をここに記載しておきます。StewMacやLMIなどと同様インターネットでカタログ請求し、その中から欲しい工具を選びFAXで注文、クレジットカードで支払うという、鶴田のいつもの手順です。


【鶴田からWOODCRAFT社への注文FAX】

カタログの請求と入手についてはここではもう省略しますね。ここではもっと他にご紹介したいことがありますので....。さて、以下のように3つのカンナをFAXで注文しました。メールアドレスを記入する欄はありませんが、今後の交渉のことを考えて脇に書いておきました。とくに私は電話がかかってくるとあわてる(正直いって困る)のでなるべくメールで交渉したいところ....まあ、今まで国際電話で問い合わせがきたことはありませんが...。このFAXの内容を御覧いただければわかるとおり他社とほとんど同様の書式です。

 

参考1

Gift Card Messageの宛名欄とその下のFrom欄はだれかにプレゼントとして注文して届けてもらうためのものですからふだんは記入しないでください。

 

参考2

製品番号と個数、品名、カタログ記載ページとそのタイプ、価格、そして小計などですが、Sales Taxとはアメリカ各州ごとに決められた税金ですので日本から注文する場合は記入しません。Canadian Ordersとはもちろんカナダからの注文についての手数料ですから私たちは記入する必要はありません。あとはGrand Totalの総額ですね。もっとも注文票は最後まで計算して記入しなくてもかまいません(むしろそういった場合のほうが多い)、subtotalまで記入して注文すればあとは先方で国別の送料や手数料を計算してくれます。最後に商品とともに送られてくる納品書などに計算結果は記載されているのが一般的です。

 

参考3

RushShipping(お急ぎ料金)についてですが、カタログの83ページを参照ということなので見てみたら5ポンド(1ポンド = 1 lbs. = 約450g)以下の重量で$5.50 となっていたのでそう記入したのですが、どうやらアメリカ以外の国では別途金額が設定されているようです。ひとまず$5.50 と書いておきてみました。空欄にしておいてもよかったですね、こりゃ。

 

 


【WOODCRAFT社から鶴田へのメール】

FAXで注文した翌日には以下のようにWOODCRAFT社からメールが届きました(素早い対応だ!)。全体的にていねいな英語ですね。オーダーフォームに私が調べて書いたRush Shippings(お急ぎ料金)の$5.50はやはり間違っていたようで、正しくは$13.00〜$28.00ということです。メールアドレスをFAXに書いておいたのは正解でした。

 

 

Dear Makoto Tsuruta:

 

Thank you for your interest in Woodcraft. Your item total, without shipping, is $204.97. These prices are good until August 31, 1999.

Below we have listed approximate costs for shipping on your order.

 

Surface Mail 12 - 14 week delivery $13.00

Air Mail 10 - 21 day delivery $28.00

International Express 4 - 6 day delivery $28.00

 

The above prices reflect available items only. Should any of your items be on backorder, the shipping amount will be more than what was quoted. At the time of quotation, no items are on backorder.You are responsible for any customs and duties charged by your country.

We accept Master Card, Visa, American Express, and Discover credit cards; international money orders; and checks drawn on US banks.

At this time, we do not accept bank transfers.Please mail or fax (1-304-428-8271) your order with the shipping method you prefer. Make sure you include one of the forms of payment listed above. If you have any questions, please contact Customer Service.

Sincerely,

Jill Ridde

Customer Service

cds

 

メールの差出人はJill Riddleさんという女性の担当者のようです。あと、どうでもいいことですがRiddleって「なぞなぞ」のことですよ...? おおむねを訳しますと以下のとおり...........。

 

【鶴田訳】

親愛なる鶴田さま? 当WOODCRAFT社へのご注文に感謝致しま〜〜す。あなたの注文してくれた合計金額は送料抜きの$204.97で〜〜す。じつはこの金額は8月31日までの特価なのよ。そいで〜〜、鶴田はんの注文の品の送料を配送手段別にまとめて書いておきましたよん?

・てきと〜に送ると(たぶん船便)お届けには12週間〜14週間かかり送料は$13.00ですみます。

・比較的速い航空便で送るとお届けには10日間〜21日間かかり送料は$28.00となります。

・ちょ〜速ぇえInternational Expressだと4日間〜6日間で届き、送料は同じ$28.00 これにせい。

なお、上記の料金はご注文頂いた全ての商品の送料ですっ。バックオーダー(過去の受注残)が残っていればもちょい高くなるけど〜〜〜、それもないようですしね(ウフッ)。あと、日本での通関(customs)や関税(duties)は鶴田はんで片付けてちょ。お支払いはマスターカードやビザカードなんかでできるけどいまのところ銀行振込は受け付けていないから勘弁してね〜〜。そんなわけでぇ〜〜〜、配送方法と支払い方法はどれがいいのかをメールかFAXでちょうだいっ、お?ね?が?い?..........なぞなぞ.....。敬具(C.D.Sさんの代筆による)。

 

・参考:注文時に在庫が無い場合はあとから商品が入荷次第、別便で配送されることになります。その場合は荷物の数が増えることにもなりますし、特価の期間を過ぎている可能性もありますからここの料金は適用されないでしょう。

 


【鶴田からWOODCRAFT社への回答メール】

もちろん私は明確に「International Expressにしてくれいっ! 支払いはVISAでド〜〜ンとやってくれいっ!」と返事を書きました。およそ$28.00が加算されることも了承した旨も書いておきました。あと、注文時にオーダーフォームに印刷されていた整理番号らしきものも書いておきました。以下のとおりです。

 

 

Dear Ms.Riddle

 

Thank you very much for your prompt response.

 

Please use International Express for delivery, since I would like to get the three items together as early as possible.I have no backorder. I accept approximate $28.00 will be added to $204.97(item total).

I'll use VISA for the payment. I hope i answered your questions. Please contact me if there is anything else.

Appreciate your help.

From

Makoto Tsuruta

Oder KEY:ABC1234567890

 


【WOODCRAFT社から荷物が届く】

さて、それから1週間もしないうちにさっそく注文した荷物が届きました、さすがに$28の効果は大きいです。どれどれ...郵便屋さんが届けてくれたのですが、自宅で受け取ったときに関税700円を支払いました。国際宅急便EMSを使ってあるのが青白のシールでわかります。箱の裏を見ると課税通知書が入っています。あと、よく見ると「JAPAN POST」と書かれたガムテープが貼られているのがわかりますか?これは日本に届いた際に郵便局で課税検査・禁制品検査(輸入禁止品検査)がなされているわけです。つまりその中味が課税されるものかどうか、あるいは輸入が制限されている品目や麻薬や拳銃などといった危ないモノが密輸されていないか開封して中味を確認した証拠。箱の表にある緑色のシールがその承諾のしるしで送り主のWOODCRAFT社が貼ったものです。これは国際的な取り決めで日本から海外へ品物を送る場合にも同じ様な緑色のシールを書きます(輸送手段にもりますが)。正確には開封検査を行うのは大蔵省・税関職員であって郵便局員は介入しません。検査は企業の取引はもちろん、個人によって通信販売で送られてきた荷物ばかりではなく、個人対個人によるやり取りによるもの(例えば誕生日のプレゼントなど)でも実施されます。東京税関外郵出張所に尋ねてみたところ郵便物の場合、到着日時の翌日午前9:20より実施され、抜き打ち的に開封するのではなくほとんどの荷物を開封検査するそうです。あまり気持ちのいいものではありませんけど仕方ないですね....。

東京国際郵便局(国際郵便を扱う業務などの情報が掲載されています)

東京税関外郵出張所 税関相談室 電話:03-3241-6652

 

 

さて、開封して納品書が入っていますので最初にそれと実物を確認します。肝心の工具でありますが、う〜〜〜ん、ライ・ニールセンのスクレーパプレーンは思ったよりシッカリできていてかっちょええです。カタログは同封されていませんでしたが、かわりに加工書籍の会員勧誘プレゼントやチラシのたぐいがいくつか入っています。よく見るとスクレーパの使い方のTipsをまとめたプリントが入っているではありませんか、うれしいことです、英語で書かれていますが図を見るだけでも角度の設定についてのヒントが得られます、フムフム.....。

 

 

というわけで、WOODCRAFT社のケースをご紹介しました。参考にどうぞ...。

 







記事公開:1999年    最終更新日:2009年1月



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