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● 「私的素敵頁」コーナーは鶴田のごく私的な支出(Pay)について紹介するコーナー(頁)です。ふだんの生活のなかでこれぞ!と感じた素敵な支出(Pay)を紹介して皆さんにもムリヤリ感動していただくというアリガタ〜〜〜イ? コーナーです........。今回紹介するのはオリンパスのデジタルカメラ CAMEDIA C-4040ZOOM です。
■ え〜〜〜〜、まずはこれを御覧ください。私が1997年から今まで(2001年11月現在)使ってきたコダックのデジタルカメラ「DC-120 ZOOM」です。1997年6月のホームページコンテストで優秀賞を頂いたときの賞金が20万円(税抜きで18万円をゲット!) そのうちの14万円を投じて当クレーンホームページの写真撮影用に購入したデジタルカメラでした。当時は120万画素を超える製品はほとんど発売されておらず、かなり思いきって秋葉原に買いに出掛けたことを覚えています。以来4年間にわたって私のホームページ制作に大活躍してきました。もちろん現在でも利用していますし普通に使うならこれで充分です。しかし、楽器製作や修理でマクロ(近接)撮影する機会が増えてきたことから、今回思い切って400万画素を超えるものを......狙っていたわけです。
これが今まで使っていたコダック社のDC-120 ZOOM。ちなみに購入以来4年間で撮影した数はざっと1万枚。ゴクロウサマです、でもこれからもコキ使います....。
■ 今回あらたに購入したのはオリンパスのC4040ZOOMですが、比較・選択にあたって候補となったカメラはいくつかあります(またコダックにしようとも思ったのですが....)。とくに最後まで迷った候補がオリンパスのC-40ZOOMです、C-4040ZOOM
と名前が似ていますが中味は両者はほぼ同じです。サイズが小さくなって新製品として登場したばかりのC-40ZOOMが65000円ぐらい(2001年11月現在の相場)で価格もちょっと安い.....さんざん迷いました。
ほとんど同じならなぜ最新の小さいほうを買わなかったのか? さらに新型のC-40ZOOMは電池2個で動作して重量も190gと軽量コンパクト。しかもマクロ撮影(近接)が10cm、普通ならぜったい新製品のC-40ZOOMを選ぶでしょ?.....でしょ?.............でも鶴田は普通じゃないのよ(笑)。
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あえて、でっかくて重い旧機種を選んだ理由はまず「握りやすいから」。そうです、私の場合は片手で楽器を押さえ、もう片方の手でカメラを操作するのです。グリップの小さい小型カメラは絶対(自信をもって)落とします。もうひとつの理由はレンズが明るいから....工房内で夜中に撮影することが多いので可能な限り明るいレンズ(F1.8)を選びました。マクロについてはオプションでマクロ撮影アダプタも市販されていますし、もともと解像度が恐ろしく高いのでひとまず20cmでも充分です。そして最後のキメテは電池が4本なら重いけど寿命も長いので電池交換で泣かずにすみます(たいてい一番イイところで電池は切れるものです)。重いのは持ち歩きにはちょっと困りますがかわりに手ぶれは抑えられます、手持ちで1/8のようなスローシャッターを切ることが多いので重けりゃそれなりに有利。
■ はい! そういうわけでF1.8というオリンパス社御自慢の明るいレンズです。レンズは今でもZUIKOなのかな? 違うでしょうね(^_^)。
■ 撮影した画像はこのようなメモリカード、世間でいう「スマートメディア」、略して「スマメ」に記録されます。128MBという容量のカードが1枚あれば100枚ぐらい撮影できます(私は画像の解像度と品質を標準よりやや高く設定して使っています)。
パソコンへの取り込みはこのカードをパソコンのカードリーダに刺して、あとはフロッピーディスクと同じようにパソコン本体へ画像アイコンをマウスでつかんでコピーするだけです(私はMacOS9.2で使っています、転送ソフトやケーブルは不要)。とってもカンタン。
■ さて、問題の電池です。多くのデジタルカメラのメーカーはその会社独自の形状の充電式電池を採用していますが、私はそれがダイッ〜〜〜〜〜〜っキライ!です。今風の若者のコトバを借りていうなれば「ムカつきます」。旅行先で撮影中に電池が切れたらどうするの? 二度と訪れないかもしれない海外旅行だったりするとタイヘンです。やがてその形状の電池をメーカーが生産しなくなったらどうすればいいのでしょうか? ノートパソコンでもそうでしょ? せめてメーカー相互間で電池の規格を統一できないものでしょうか。会社独自形状充電式電池ダイッキライ ダメダメ、略してカドデンダメ(意味不明)。今回のデジタルカメラ選びにあたってF●JIフイルムなどのカドデンダメのメーカーは当初から候補から除外しました、S●NYなんぞもってのほか! 問題外のそと!
「旅先で調達できる電池であること」これは鶴田のモノ選びの鉄則であります(まれに例外有り)。メーカー独自形状の充電式電池は超小型化できるなどのメリットはありますが同形式スペア電池の購入と専用充電器の携行などといった余計な手間を招く...というのが今回いつになく鼻息が荒い鶴田の持論です。自宅では充電式の単三電池を3セット持っていてこれらをローテーションで繰り返し使っています。旅先では現地のお店でフツ〜〜〜のアルカリ乾電池を買って使えばいいのです。どこにだって単三乾電池は売っているので入手に困ることはありません。
■ 次の写真はモードダイヤルやズームレバーです。オリンパスは操作しやすいのでしょうか? う〜〜ん、現時点ではなんともいえません。なにしろややこしいコダックの操作に慣れてしまったので(慣れとは恐ろしい)、今となってはどれも似たようなものです....。とくに違和感を感じないのでインターフェースはさほど悪くないでしょう。取扱説明書は比較的わかりやすかったです。
このカメラにはマルチスポット測光や段階露出自動撮影やホワイトバランス設定などの、より専門的な機能も装備しているのでなにかとウルサイ鶴田を満足させるには充分です。もっとも、私も面倒なときはオートで使いますけど(笑)。とくにホワイトバランスはその場の環境光に合わせてマニュアルで微妙に設定できるのでとても嬉しいです。工房の室内の照明は白熱球と手持ち蛍光ランプを併用しているので露光が難しいのです。私は自宅ではもっぱらマニュアルモードで撮影します。このカメラはマクロ(近接撮影)でスポット測光ができるのは素晴らしいと思います。かつてのOM-4で培われた技術がこんなところで開花しているのです。ちなみに動画撮影機能も付いていますがいまだに私は使ったことがありません、いつか出番があるかもしれませんが...。ESP(パターン測光)は昔OM-40で使っていて「こんなのドコがいいのか?」とバランスの悪さを嘆いていたのですが、今回はまずまずの出来具合です。マニュアル撮影ではシャッタースピード優先でも絞り優先でも両者任意設定でも使えます。スポット測光はファインダもしくは液晶モニタ画面中央の小さなワクの明るさによって露光決定しますが、液晶表示を見ながら刻々と露光値と撮像を表示するので涙が出るぐらい便利です(使いこなせなきゃ意味がないですが)。
■ よく使う環境(部屋の明るさや被写体)での設定をあらかじめ覚えさせておけます。今まではカメラを起動してシャッタースピードとストロボ禁止とISO設定などをいちいち設定してから使っていたので非常に面倒だったのですが、今度のカメラではそれらすべてが起動時に自動設定させることができます。この機能は大歓迎です。エライ!
■ ちょっと文句を付けさせてもらうならば、モニタ用の液晶の明るさをダイヤル等で調整できないということです。出荷時の状態では実際よりもかなりハイ・キーで表示されてしまいます。
あと、撮影した画像データですが、シャドウ部分の発色がキタナイ。色相のズレは少ないもののコントラストと彩度がやや甘いです。JPEGの歪み補正ももう一息といったところ....。このへんを比較すると4年前のコダックはとても完成度の高いカメラだったと再認識させられます。液晶表示は撮影時にこれを見ながら画角を決められるので非常に便利なのですがほんのわずかでも逆光気味の光を受けると液晶全体に緑色の縞模様がカブります、根性がありません、「なんとかせい」とオリンパスさんに言いたいです。
■ 側面にパソコン接続用のUSB端子が付いていますが画像データはさきのメモリカード(スマートメディア)でコピーして移すだけなのでこの端子はまったく出番無し...。あと、電池切れで困ったら家庭用コンセント(AC100V)から電源をとれるようにAC端子も付いていますがこれも私は電池のスペアを充電して使っているので出番無し。もうひとつ、AV端子というのが付いていて付属のケーブルをつなげば家庭用のテレビにつないでワイワイ言いながら家族だんらんのひとときを過ごせるという....まあ、私の場合はパソコン表示がほとんどですがパソコンの無い御家庭でも楽しめるのでこのAV端子はマルです。おじいちゃんやお孫さんでもデジカメを楽しめるのだ! パソコンがなければ楽しめないカメラなんぞは大枚はたいて買わんでよろしい! フンッ! フンッ! (荒い鼻息)
あと、側面上部に丸いダイヤルがあって視度調整できます。弱近視の私にはありがたいのですが調整幅が狭いので「もうちょっとなんとかせい」とオリンパスさんに再び言いたい.....。私は昔からオリンパス製品はかなり使っているのですが、ひょっとして最近は詰めの足りないメーカーと化したのでしょうか。
■ なんだかんだ文句もつけましたが、結論としては高解像度とレンズの明るさの勝利です。マクロ(近接撮影)のスポット測光は特筆に値します。あと、重量ですがグリップが握りやすいのでさほど気になりません、むしろすごく使いやすいです。思ったより電池の持ちも良いですし全体的にたいへん満足しています。
■ どんな立派なカメラを持っていても撮影のテクニックが重要であることはいうまでもありません。私は昔からアナログカメラ(一眼レフ)を使ってきたのでデジタルカメラの楽なこと楽なこと......。失敗しても何回でも撮り直せばいいもんね、わはははははは! おまけに最終兵器のPhotoShopでレタッチ(つまり画像の色合い補正やゴミの修正)もバッチリマスターしていればコワイ者は無い......つもり。
■ ここだけの話しですが、かくいう私も面倒なときはやっぱりオートでガンガン撮っておいて、あとで泣きながらPhotoShopで修正するんです。
■ ちなみに私はPhotoShopは常にバージョン3.0を使っています。動作が軽くてメモリもイタズラに浪費せず余計な機能が少ないのでとても使いやすいのです(いちいちレイヤも作んないし)。なんでも最新版がイイと思ったらオオマチガイでございます。
■ 私的素敵頁の別の項にこのデジタルカメラ(C-4040 ZOOM)で紅葉を撮影した写真がありますので参考にどうぞ(ほとんど補正していません)。
参考サイト
http://www.olympus.co.jp/LineUp/Digicamera/index.html
http://www.olympus.co.jp/LineUp/Digicamera/C4040z/index.html
http://www.olympus.co.jp/LineUp/Digicamera/C40z/index.html
● 2002年4月:だいぶカメラに慣れてきました。近所の栗畑に咲いていた「ショカツサイ」の花を撮影してみました。別名「花ダイコン」とか「ムラサキハナナ」といい中国原産で昭和初期に日本へ広まったとのことです。その昔、三国志でおなじみの諸葛公明が侵攻した土地に食糧として植えたのがはじまりとか....。この日は3月中旬にしては暖かく、桜も満開。しかし小雨の中での撮影でありました。ズームレンズで引いて撮影するとレンズの収差によりプリズム状のにじみが出ます(空と樹木のコントラストの高い部分など)。
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