私的素敵頁:マムシに咬まれた話

その時マムシが動いた!(NHK 松平アナウンサー風)

記事:2021年1月15日

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今日のPAY
 穴傷と出血程度の代償で済んだのは幸運。アリガタイと思うべし。
 咬まれた瞬間に足下を見たら仰天したに違いない。

 
 
 チクリと痛かった ...        ¥0

 

 

 

 

マムシに咬まれたら

[ 鳥取市立病院外科 小寺正人、佐賀大学医学部 救命救急センター、日臨救医誌:2014:17:753、宇部市医師会外科医会、他より]

マムシには年間2000人前後が咬まれ、死亡率は0.1%〜2%だそうです(報告義務がないので正確な数は不明)。チクリとしたがヘビの姿は見なかったということも多い。草刈り等で指を噛まれることが多いほか、次に多いのが私のように足首だそうで。とにかくやたら腫れるのが特徴的。

【対処】

 

【症状】

マムシの毒は複雑な酵素蛋白の複合体で、咬まれて数分から数十分後には腫れ始める。疼痛、吐気、頭痛、発熱、血圧低下、出血傾向ミオグロビン尿、横紋筋融解症、急性腎不全による乏尿、血尿、ときに死に至る。
また、神経毒の作用もあり、めまい、意識混濁、視力低下、複視・斜視の症状が現れることがある。

 

 

メモ

◆ 必ず発症するのか?
 MSDマニュアル家庭版によるとマムシに咬まれても25%は毒が注入されないとのこと。個々の体質・体調や基礎疾患の有無にもよるのかもしれません。

◆ 抗体は保持されるのか?
 犬は比較的良く鼻をマムシに咬まれるそうですが、抗体ができて2回目に咬まれると症状が軽いという獣医師の報告があります。
馬の血清で治療した患者が再度マムシに咬まれるとアナフィラキシーショックを起こすという報告も有り。現在では動物から採取した血清ではなく植物由来で副作用の無いセファランチンを投与することが多いようです(動物の血清のほうが有効な場合も有り)。

※ 日本獣医師会雑誌 1982 年 35 巻 3 号 p. 145-150 によると犬を使った実験では、微量のマムシ毒トキソイドを3回注射したのち6ヶ月間抗体を保持することが報告されている(但し一定量以上はかえって抗体産生に不利)。


 

 


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