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私的なPAYを自己満足的に紹介し、安く買ったと思ったらすぐに新型が出て肩を落としてやるせなさを楽しむコーナー、それがCRANEの私的素敵頁(してきすてきぺい)。
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今まで使ってきたデジタルカメラ、オリンパスのC-4040ZOOM。 なにしろ開放絞りがF1.8という恐ろしく明るいズームレンズで、工房内の作業の撮影では重宝したものです。ところが6年を過ぎてからというもの撮像素子にドット落ちが始まりました。最初は1点のみでしたが、数ヶ月経つとまた1点、さらに1点.....
。悲しきかな、鉄カメラであればたいていのトラブルは修理しますが、デジタルカメラの撮像素子交換は不可能ではないもののコスト的にみて非現実的です。ひとまず全国のカメラ店を探してデッドストックのC-4040ZOOMを見つけて購入(5年前の新品が未使用状態で15000円)。ところがこれも数ヶ月使っているうちにドット落ちが始まりました(涙)。そっかぁ、使っても使わなくても壊れていくのはやむおえんか......
。かつて「家電製品は使っても使わなくても10年で壊れる。」なんて言った人がいたっけ。
ともあれPhotoShopでレタッチしながらダマシダマシ使ってきましたが、この夏、いよいよ限界を感じてメデタク?買い換えとなりました。
● デジタルカメラ オリンパス CAMEDIA SP-550UZ
2007年3月発表のニューモデルということでしばらく値段が下がるまで待っていましたが、2007年7月23日に43200円で購入。その当時、最も安いと思われるお店(ネット通販)で買ったのです.......。しかし9月下旬にはマイナーチェンジしたモデルSP-560UZが発売になりました(ありゃま!)。ニューモデルが出れば旧モデルは当然値下がりして、現時点(2007年7月23日)では35000円ぐらいが550UZの相場。まぁ、そういう時代なのですね。
550UZと560UZは外観も含めてほとんど差がありませんが、じっくり比べると悔しいのであえて新型から目をそらしつつ主なスペックを以下にざっと書くと....
・ズーム:28mm〜504mmの光学18倍ズーム(デジタルズームと併わせれば100倍シームレスズーム)
・開放絞り値:F2.8〜F4.5
・手ぶれ補正:CCDシフト式
・電源:単三型電池対応
・有効画素数:710万画素
・接写:1cm(スーパーマクロ)
・ISO設定感度:50〜5000まで
・ファイル形式:JPEG(DCF準拠)、RAW、DPOF対応、Exif2.2
・液晶モニター:2.5インチTFTカラー液晶
・シャッタースピード:15〜1/2000秒(バルブ時最長8分)
・記録メディア:xD-ピクチャーカード(別途本体オンボードにも20MB内蔵)
・重量:365g
C-4040ZOOMの記事でも書いているように、狭い工房で不足がちの光源を前提にマクロ撮影が多いことが選択のポイント。あとは、とにかく広角レンズが好きで、箱形バッテリー嫌いとなれば選択肢は限られてくるのです。いろんなメーカーを物色しても、こういった私の条件に合致するモデルはわずかです。オリンパスといえばEシリーズのレンズ交換式が候補に浮かびましたが、これらの条件を比較して予算の都合もあって、今回は見送りました。ライカのレンズも使えるし、ホントは欲しいんだけど...... 。
550UZは色域がsRGBのみでAdobeRGB未対応なのはちょっと残念。それでも全体的に使い勝手が良く、若干の偽色もありますがバランスやトーンは悪くありません、反応も速いので満足してます。ボケ味もこのクラスなら良しとしましょう。ちょっと重くてポケットに入りにくいですが鞄に入れても一眼レフほどかさばりません。じつはFujiFilm製のFinePixの同クラスのカメラを買ったのですが、あまりにも使い勝手が悪く(例えばシャッター速度と絞りは両手で操作しないと設定できないとか)、不満が多かったのですぐに売却してこの550UZに買い換えたのです。なんだかんだいいながらオリンパスの呪縛から逃れられないようです。アナログ銀塩カメラ時代から20年以上オリンパスがメインだったので機能表示やボタンの配置、操作体系がカラダになじんでしまっているのかもしれません。
最近のデジタルカメラは高倍率のズームレンズがあたりまえになっていて、画素数や反応速度もかなり向上して、性能的には飽和感があります。むしろ、顔検知機能のような余計な機能が増えたことや、開放F値が大きくて暗い、手ブレ防止のために強制的にISO感度を上げて汚く写してしまう、などの傾向には困惑しています。個人的には収差が多少目立っても明るいレンズが欲しいところです。次の買い換えはまた7年後か? そのときはデジタルカメラってどうなっているんでしょう? インターネットにつながってフルブラウザやメールも使えて、ワンセグでサッカー観て、TV電話で打ち合わせしたり、pasmo機能で電車に乗れて、クレジット機能でローソンで肉まんを買えたりなんかして..... (無い無い...) 。
【撮影例1】コスモス 3072 x 2304 pixcel 未補正
【撮影例2】仲秋の名月 2007年10月23日 火曜日 20:26頃 F8 1/60 ISO50 WB:FL3
【関連サイト】
● オリンパスイメージング株式会社のサイト http://www.olympus.co.jp/jp/
SP-550UZ
:http://olympus-imaging.jp/digitalcamera/sp550uz/
SP-560UZ
:http://olympus-imaging.jp/product/compact/sp560uz/
Google Moon: http://www.google.com/moon/ (いずれは月面の住所検索もできるようになるとか......?)
東京は雲が多く、無理かとも思われましたが、雲の合間をぬっておひさまが顔を出したり隠れたり...
カメラは2007年に買ったOLYMPUS SP-550UZ (懐かしい...笑)
35mm換算で600mmズーム撮影。曇りの天候が幸いしてフィルタ等は一切使わず。三脚のみ使用。燐宅の庭先にて。
金環状態 ISO50 F8 1/160
ダイヤモンドリング ISO50 F8 1/1600
部分日食もカッコイイですねぇ、月星シューズみたい...
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