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私的なPAYをのんべんだらりと紹介し、安く買ったと言っては自己満足し、ほかにも安い店があったと聞いては落胆して楽しむコーナー、それがCRANEの私的素敵頁(してきすてきぺい)。
● 書斎と工房にアームライトを買おうと思って長いこと探してました。そもそも私がアームライトを選ぶ条件は........
(1)写真撮影に好都合な色温度(5000K)であること。
(2)発光体(蛍光管や電球)がむき出しになっていないこと。必ずカバーが付いていること。
(3)自由自在に動かせること。
(4)カッコイイこと。機能が優れていても、格安でも、カッコワルイものは極力買わない。
(5)インバータであること。疲れないこと。
ず〜〜〜っとこれらの条件で探してました。ところが探しかたが悪いのか、真剣に探していないのか、............ 無い。
条件(1)は蛍光管を交換すればすむことですが、(2)のカバー付きスタンドなるものは驚くほど商品として市場にありません。なぜカバードでなきゃいけないのって? そりゃ〜楽器をいじるからですよ。修理や製作で楽器や木材やスケール、工具類を振り回してガツン!とあてても支障の無い構造。それが私には必要。私は家の中では常に裸足で、しかも、書斎でも工房でも所かまわず寝っ転がる猫的な習性があるので間違っても蛍光灯が割れたり、ささくれた木片が落ちていたり、というのはダメ。工房は常に清掃し、安心して寝っ転がれる状態に保つ必要があるのです。ゴロニャン....
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工房のスタンドも書斎の机で使うアームライトも同じ条件で探していました。結局、書斎用には住友3M社のフィルタライトを見つけたのでした。特殊な偏光フィルタが蛍光管の前に付いていて、その効用で目が疲れないのだと...。まぁ、実際に使ってみたら、たしかに他社の製品よりはマシな気がします。デザインはオーソドックスで良くも無く悪くも無く。むしろカバーの効果を個人的には歓迎しています。定価18375円が某コジマ電気で11800円でした。
さて、重要なのは工房のアームライトです。楽器の製作と修復で使用頻度が非常に高いです。上記の条件の全て満たすのが理想。今までは小型のアームライトでカバーの付いたものを使っていましたが決して使い勝手が良いともいえず光量も不足がちでした。アームが短いため利き手の反対側を照らすのに照明器具を作業台の左後ろに移設せねばなりませんでした。それは面倒で邪魔。できれば長いアームで自由な方向から照射したい。そんなことを今までずっと考えていましたが、今回見つけた照明器具は安価でありながらそういったワガママな条件を良く満たしています。腕が長くてカバー付き..... よしよし。
さて、そのブツはオーム電機の製品です。御覧のとおりドーナツ管にしっかりカバーがかかってます。中央はレンズです。え? レンズぅ?
全体の構造はシンプルですが、余計なことにレンズ(ルーペ)が付いてます。でも使ってみたら結構重宝します。私は老眼気味になってきたのでしょうか。「ハナセバワカル」と、目から対象物を離して見る日もそう遠くないカモ... 。さらに余計なことにフタ付きです、これは火災などの事故防止用とのこと。PL法がうるさいんでしょうね。インバータ方式で22W。色と光量にも満足。
● 今回の私的素敵PAYは?
たまたま立ち寄った電気店(某ムラウチ電気)でコレを見つけてしまい、条件反射で購入。
5316円(消費税込み 2007年8月購入価格)。
● 使ってみた感想と不満な点
・いちばん根本(机設置部分)の関節の可動範囲が狭い。つまり深い角度まで曲がりません。構造上やむおえんのかな?とも思いますが、これが改善されるとかなり使い勝手が良くなります。
・蛍光管のカバーのフチがギラついて眩しいです。私はテープを貼って対処しています。改善モトム... 。
・ルーペのレンズは1枚なので色収差が目立ちます。つまり虹色が....
でも気にしない。むしろプラスチックではなくガラスレンズなのには驚きました。
ん? これにガツン!とやったらアブナイですねぇ。レンズ用のガラスってかなり丈夫だったと記憶してますけど。でも気を付けて使いましょ。
室内の天井の照明器具ひとつと、小型アームライトで1年間ぐらいしのいできましたが、今回のブツのおかげで環境はガラリと改善されました。仕様に対して価格もリーズナブルでとても気に入ってます。今までの小型アームライトは糸鋸盤専用にしてもいいかな? 類似したアームライトもいくつかあるようなので比較検討して自分に合ったものがうまくみつかるといいですね。
【関連サイト】
● オーム電機のサイト http://www.ohm-electric.co.jp/
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