● スペイン式カポタスト やや小ぶり黒檀スポルテッドビーチ 52mm (2017EbSbc52)
商品名:スペイン式カポタスト やや小ぶり黒檀スポルテッドビーチ 52mm (2017EbSbc52)
新品/中古の区別:新品 CRANEカポはすべて永久保証付きです(消耗品除く)
参考写真:写真1 写真2 写真3 写真4 写真5
備 考:52mmサイズ指定の予約品で、サイズ的には19世紀ギターからモダンギターまでに使いたいとのこと。
・カポのサイズについてはカポ選びのサイズについての説明を御覧ください。
・コダワリ、メンテナンス等はカポタスト(CAPODASTRO)のコーナーを御一読ください。
譲渡希望価格:譲渡済み
説 明:工房CRANEによるハンドメイドのセヒージャ。2017年の新シェイプシリーズ。
このカポは3年間お待ちいただいていたフランスからの予約品でしたが譲渡に至らず、一般の方にお譲りできることになりました。
最初はナット幅45mmのFabricaore Terzギター向けに47mmぐらいのカポをと相談されていたのですが、19世紀ギターを数本とモダンギターもお持ちだと。おそらく手元のいくつかのギターの指板幅を測って気付いたのでしょう。そして、モダンギターも含めてなんとか1本のカポですまないかということになり? .... え〜〜〜〜っ!!
あのですね、モダンギター用カポ(58mm〜60mm)と19世紀ギター用カポ(50mm前後)ではこんなに違うんですよ。
それを兼ねるようなカポは中間のサイズで作ればよさそうに思えますが、「帯に短したすきに長し」になるのは当然です。
それなら「大は小を兼ねる」方式でデッカイのを作ればよさそう? う〜〜ん、装着してみてこれに違和感が無いというのであれば、それもたしかに一案ですが。
ちなみに、サイズが小さすぎると装着しづらいという問題もあります。また、バンドやガットの長さも「帯に短したすきに長し」の法則が適用されることも忘れずに。
で、クレーン工房にある田村モダンギター52mm と19世紀ウインナー 41mm に図面を書いてはあてがい、あれこれ思案して作ったのがこの 52mm です。結果、なんとか収束。
モダンギターもナット幅55mmとかありますし、19世紀ギターといってもここで比較したウインナーはナット幅が41mmですが、フレンチでは45mmとか、スパニッシュで47mmぐらいが一般的です(時代や工房によってもさらに異なる)。
で、結果をみてみれば19世紀の1830年代から1850年代あたりのフレンチには良いサイズです。また、スペインの19世紀以前のギターのなかにも一致する楽器が多くみられます。お手持ちの楽器の第五フレット幅を計ってみてください。
しっかり2017年の新シェイプですが、ちょっと特殊な目的のモデルということで両面を縦方向のスポルテッドビーチにしてみました。ビーチ(ブナ)の墨流し風の文様が、ちょうど製作中の工房の窓からの雨降り模様にも見えます。
本体:本黒檀 + スポルテッドビーチ
ペグ:黒檀
ガット:羊腸(プレーンガット)
ベルト:本革/緑色
ソール:天然ゴム 52mm x 16mm
重量: 15g
弦楽器工房クレーンのカポタスト(セヒージャ)。フリクションペグによる鶴田の手工品です。基本的に全て天然素材を使っており、プラスチックのたぐいは使用していません。革はなめし革の専門工房のもので、ブランド品の高級バッグなどに使われている良質な皮革です。全体はスペインスタイルですが、鶴田の工房CRANEのオリジナルデザインで、1個づつ手作りしています。過去にいくつかカポを作って御希望の方にお譲りしてきましたが、基本的に同じものはありません。よく似たモデルであってもサイズや素材や装飾やシェイプ、塗装等が微妙に異なります(ソールのサイズによってもデザインを調整しています)。原則注文は受け付けていません(気分により応相談)。基本的にはワンオフの1点モノとなります。工房CRANEの正規品として焼印が刻印されています(モデルによってはデザインを損なわないよう底部に焼印を押しています)。
※ CRANEカポはすべて永久保証付きです(消耗品除く)。鶴田がボケたり、老眼が進んだり足腰が弱ってきたらこの限りではありません(笑)。五体満足で元気なうちは面倒みまっせ〜。
※ お使いのコンピュータや端末の種類によっては色が本来の発色で表示されないこともあります。色合いや質感や艶など、御不明な点はメールにて御確認ください。
※ 赤色系の材は天然色素のため経年と共に退色がありますが異常ではありません。
※ 象牙、鼈甲、鯨ヒゲなどを使用したカポタストはワシントン条約により海外へ持ち出すことができません。海外への販売もできません。
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