● スペイン式カポタスト ボックスエルダーコブ杢背美鯨髭 48mm (2017KUJIRA48)
商品名:スペイン式カポタスト ボックスエルダーコブ杢背美鯨髭 48mm (2017KUJIRA48)
新品/中古の区別:新品 CRANEカポはすべて永久保証付きです(消耗品除く)
参考写真:写真1 写真2 写真3 写真4 写真5 写真6 写真7 写真8
備 考:サイズ的には19世紀ギターやウクレレなど。手元の楽器のサイズを確認してください。
・カポのサイズについてはカポ選びのサイズについての説明を御覧ください。
・コダワリ、メンテナンス等はカポタスト(CAPODASTRO)のコーナーを御一読ください。
譲渡希望価格:譲渡済み
説 明:工房CRANEによるハンドメイドのセヒージャ。
鶴田が独自に作ったセヒージャです。48mmのサイズはモダンよりもやや小型のギターを想定していますが、平坦な指板でサイズさえ合えばギター以外の楽器でももちろん使えます。 クジラのヒゲは今回初めて使う素材です。
かれこれ10年ぐらい前に四国あたりの漁業組合から譲ってもらったセミクジラの髭(ヒゲ)です。だいぶ古いものだとか。日本では弥生時代にはすでにクジラ漁が行われ、柔軟性のあるヒゲは扇の要、文楽人形の部品、釣り竿の先端、カラクリ人形などのゼンマイ、物差し(くじら尺)など幅広く利用されていました。ヒゲといっても毛でも皮膚でもなくクジラ独特の器官だそうです。19世紀以前の西洋でも傘の骨やコルセットやスカートの内装型、そしてギターのパーフリング(ボディ周囲のふちどり)に使われていました。
今回、日本の伝統的な素材をカポタストに、と考えてはじめて製作に取り入れてみました。細い繊維の集まりで切り出した木口はパサつきがちになり、これを丹念に削って磨いてようやく完成しました。だいぶ時間がかかっていますが、おかげでなめらかな切り口となりました。素材の特徴としては少し透明感があります。独特の細かい凹凸の線が並んでおり、手触りはこまかく波打っています。芯材は色白のコブ杢ボックスエルダーです。
両面とも黒から白(乳白色)のグラデーションです。次期以降にまたクジラのヒゲで作るかどうかは検討中ですが、ひとまず今期は48mmのみ公開します。
本体:ボックスエルダーコブ杢 + セミくじらのひげ
ペグ:ツゲ(黒染)
ガット:羊腸(黒染)
ベルト:本革/グリーン
ソール:天然ゴム 48mm x 14mm
重量: 11g
以下の写真は 弦長610mm ナット幅41mm 第五フレット幅48mm のオーストリアの19世紀ギターに装着した例です。
弦楽器工房クレーンのカポタスト(セヒージャ)。フリクションペグによる鶴田の手工品です。基本的に全て天然素材を使っており、プラスチックのたぐいは使用していません。革はなめし革の専門工房のもので、ブランド品の高級バッグなどに使われている良質な皮革です。全体はスペインスタイルですが、鶴田の工房CRANEのオリジナルデザインで、1個づつ手作りしています。過去にいくつかカポを作って御希望の方にお譲りしてきましたが、基本的に同じものはありません。よく似たモデルであってもサイズや素材や装飾やシェイプ、塗装等が微妙に異なります(ソールのサイズによってもデザインを調整しています)。原則注文は受け付けていません(気分により応相談)。基本的にはワンオフの1点モノとなります。工房CRANEの正規品として焼印が刻印されています(モデルによってはデザインを損なわないよう底部に焼印を押しています)。
※ CRANEカポはすべて永久保証付きです(消耗品除く)。鶴田がボケたり、老眼が進んだり足腰が弱ってきたらこの限りではありません(笑)。五体満足で元気なうちは面倒みまっせ〜。
※ お使いのコンピュータや端末の種類によっては色が本来の発色で表示されないこともあります。色合いや質感や艶など、御不明な点はメールにて御確認ください。
※ 赤色系の材は天然色素のため経年と共に退色がありますが異常ではありません。
※ 象牙、鼈甲、鯨ヒゲなどを使用したカポタストはワシントン条約により海外へ持ち出すことができません。海外への販売もできません。
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