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前編と後編が長いのでオマケ部分をここに分離して補足としました。
● お土産
前述のとおり北九州は鉄道の起点でありますが、シュガーロードの起点でもあります。そう!御菓子の街でもあるのです。銘菓が盛りだくさん(あちゃ〜!)。
現地では迷うに決まっているので、前もってお土産は決めていました。つる平の「小倉日記」です。大正12年創業。ちっちゃいバームクーヘンの中心にクリーム入りの洋菓子。今では似たようなお土産が全国にありますが ... 。カボチャドキヤの版画がらみでもあり、森鴎外ゆかりでもあるお土産ですな。
第2候補は湖月堂「鶴の子」です。これは森鴎外の「鶏」や「小倉日記」という作品にも登場します。白あんの周りを和三盆で固めてある茶の湯の御菓子(落雁)です。
元は小倉城主の小笠原家への献上品ですな。江戸時代の文政期に江戸から東甘堂が小倉・米町の福田屋に製法を伝えて代々作られていましたが、御一新で製法が公開され、久志記(茶商櫛木商店)のようないくつかの店で販売されるようになったとか。その後、 久志記は閉店。福田屋も閉店(昭和52年:1977年閉店)。歴史が途絶えたかと思いきや、福田屋で働いていた菓子職人が福田屋当主の許可を得て作り始めたものが現在の湖月堂「鶴の子」というわけです。ヒストリカルな御菓子ですな。
それならと、「鶴の子」をお土産に小倉・魚町の湖月堂本店まで出向いて買おうとしたら「予約して3営業日かかります」とのこと。え〜〜っ! 店頭に置いて販売していないとな。5日間ぐらいしか日持ちしないのだそうで。ホームページに書いておいてほしかった。でも、お土産は他にもたくさんあるので、潔く退却。どうしても欲しい人は行く前に予約するといいでしょう。最終日にふさわしいハズのヒストリカルな土産は夢と消えたかに思えました ...
それで、同じような経験をされた方も多いのか? 次にお土産としてよく買われているのが「鶴乃子」です。え〜〜!どう違うの? じつはこちらも古いお店で創業明治28年の石村萬盛堂 博多の菓子です。このお店、ホワイトデイの先駆けだとか。白あんをマシュマロで包んであります。若い人たちにはこちらのほうが人気のようです。
難なく駅ビルでゲットしました。敷居が低いですな。こちらの「鶴乃子」は1910年に考案されたと。充分歴史的ではないか ... 。
【覚えておきたい】
お土産は駅ビルでたいてい揃ってしまいますが、ラーメンもうどんも様々な名店もじつは駅ビル(ホームのお店も含め)に美味しい店がいくつもあるんです。都会の駅ビルとは内容が違うんですな。地方色が濃いです。つまり、時間が無いのじゃ! という方はいっそのこと駅ですべてを完結させて楽しむのも一案です。
しかも、この日は駅ビルだけでなく駅ナカフロアで 豊後牛 、牛タン重、日南鶏、玄界灘地たこ焼、クロワッサン鯛焼き ... ダメ、目の毒。ひゃ〜〜!やめて〜〜〜!
残念。一日五食体制で体質改善してから来ないと北九州は無理ですな .... 。
【忘れてはいけない】
博多明太子、焼きカレー、その他の福岡県のお土産は北九州観光市場みたいなところでポチッ!とやるだけでお土産が買えてしまう便利な時代。さすが21世紀。
出発する前に、すでにお土産が自宅へ届いていたりなんかして .... あははははは ... 。
● 小倉から東京へ 新横浜から熊本へ
はい、3日間の全予定終了。お疲れ様でした。それでは次に番外編です。
# まだあるのか?
今回の心残りは初日のラーメン。美味しかったけどなんか違う。 #このままでは終われない戦いがある。
というわけで、新幹線で新横浜に戻ったのが夕方6時。
まだエビ天の余韻があってオナカは空きませんが、一念発起して熊本へ向かいます。
はい、こちらが熊本です ↓
ラーメンリベンジ
熊本ラーメンの代表で全国的知名度を誇る「こむらさき」です。
おおむらさきとかちゅうむらさきとかはありません(たぶん)。
大きな声で引っ張りながら「こむら〜〜〜、さき!」と発音すると私には「鬼は〜〜〜、そと!」と聞こえます。(← 歳のせいだよ)
おいしかった ...
Memo:3日目歩行移動距離 7.87km
# やっと終わったね。
記事掲載:2017年8月13日
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