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九州は2017年にカボチャドキヤ国王に謁見すべく上洛して以来5年ぶり。
今回の目的地は福岡県の赤村周辺です。情緒あるローカル線です。
地図で示すとこのあたり。地域としては筑豊(ちくほう)ですな。
炭鉱地帯。
・今回の旅地図 あかの里
・平成筑豊鉄道よみがなつき(糸田線・田川線 ・伊田線)
東海道新幹線/山陽新幹線で5時間にて小倉に到着。
のぞみは速い。
JR小倉駅にグサリ!と喰い込んでいるのがモノレール小倉駅。
しばらく待つと水色の福岡銀行カラーの列車が出てきました。
しかし個人的に好きなのは北九州銀行の黄色い車両。
炎天下、だいぶ粘ってようやくやってきました!
※ 以下、画像クリックで大きな画像を表示します
左:トプコール 右:ヘリアー(色は未補正)
現地移動に備えてモノレール小倉駅でICカードを買います。
その名も mono SUGOCA
ものすごか!
九州のフツーのICカードは「SUGOCA」スゴカですが、
モノレールmonoと一体になったものは
小倉駅とその沿線でしか買えません。
#たまにヤフオクに出てたりするけど(笑)。
このICカード、SuicaやPASMOのように
ちゃんと東京でも使えます。
なんたって名前がイイ! なんか強そう。ものすごか!
東京ではペンギンのSuicaやPASMO、
西日本ではカモノハシのICOCA、
北海道ではエゾモモンガのKitacaといった交通系のICカード。
地域連携のICカードも多彩で新潟には「りゅーと」なんてのも。
よ~~し! さっそく南下してローカル線へ! と思いきや ... その前に、
2017年に修復中で見ることができなかった門司港駅を撮影します。
よし、鹿児島本線に乗り換えて門司港駅へGO!GO! ポケモンGO!
小倉駅の7番・8番ホームで撮影。
自然な発色で緻密にして歪曲も目立たず。
さりげなく高性能。標準レンズはかくあるべし。
妙なぐるぐるボケとか放射状歪みとか、
個人的にはあまり興味が無いのです。
最近はキッチリ正統派レンズを探してます。
※ 左:トプコール 右:トプコール
15分程ほどで小倉駅から門司港駅に到着。
UVトプコールはごくフツーに良く写ります。
1969年といえば53年前のレンズです。
放射線を出しますが黄変しません。
ペンタックスの Super Takumar のように紫外線漂白も不要。
隣のホームに特別団体予約列車の
阿蘇少年/ ASO-BOYが出発を待っていました。
子供達よりもお父さんが楽しそうでした。
※ 左:トプコール 右:トプコール
門司港駅は広いホームと屋根の柱と梁が良い雰囲気なのです。
深めに絞って遠近感のある1枚。
しっかりパンフォーカス。
この程度で破綻するレンズがなんと多いことか。
※ トプコール
そして!ついにその姿を現した門司港駅舎。
やっと見ることができますた。
なんとも立派な駅舎であります。
モロに逆光なので古いレンズにはツライ条件! がんばってます。
※ 左:トプコール 右:トプコール(特大元画像サイズ)
待合室と切符売り場。修復を終えて綺麗になってます。
※ 左右:トプコール
カフェもありました。今風ですな。
建具もよく再現されています。
平日とあって乗客は少ないのですが、
コロナの影響もあって外国人は見かけません。
のんびり建物全体と周囲を鑑賞します。
※ 左右:トプコール
そうこうしているうちに昼食。
お店は駅から海へ向かって徒歩1分程度の「王様のたまご」。
まっ昼間からお店のテラスでくつろいでます。
海鮮焼きカレー ...
5年前はもう少し先のビール工房でふぐトッピングでした。
この店ではビールは醸造していませんが、
地元クラフトビールが置いてあります。
写真の左はトプコール。右は ... まさかの iPhone 5s (←出た!)
同じ位置から撮ってます。
トプコールは開放ということもあって渋く優しい描写。
iPhoneはインスタ向きで硬くて派手。
オナカも一息ついて念願の門司港駅も鑑賞しました。
小倉へ復帰します。
これは小倉駅の7番・8番ホームにある「かしわうどん」。
創業明治24年(1891年) ヒストリカルなうどん。気になる。
そういえば2017年に来たときも横目で眺めて、結局食べ損ねました。
今回はどうしようかな。
※ ヘリアー:本体がSONYなので周囲にマゼンタの色カブリ有り
小倉駅から大分方面の行橋駅へ向かいます。
九州ではおなじみのソニックです。
ホームの鳩はのんびりくつろいで逃げません。
※ トプコール:逆光
ソニックの客車内です。ビジネスマンが数名。
オシゴトご苦労さんです。
自由席は最後尾なので後部運転席が見えます。
写真2枚とも超広角レンズで正解でした。
※ ヘリアー
10分程度で行橋駅に到着! 速い! 速すぎる!
独特の装飾造形を持つモダンな駅舎。
構内にストリートピアノが置いてあります。
※ ヘリアー:このレンズはモノクロのほうがいいカモ
あまりにも暑いので行橋駅からタクシーで
増田美術館へ向かいます(案外近かった)。
常設展と特別展のトーナス・カボチャラダムス展を
堪能しました。大迫力のテンペラ画。
私の所有する銅版画/エッチング作品のバンブーバベルもありました!
※ 左:ヘリアーのトリミング 右:催し物のポスター
陽も傾いてきました。予約した宿へ徒歩で向かいます。
その途中に歴史的建造物があるので立ち寄ります。
【飴屋門】
江戸時代中期、小倉藩屈指の豪商であった飴屋の邸宅の門扉。
行橋市文化財。薬医門様式のけやき造り。
部分補修こそありますが良い状態で残っています。
天保年間(1830~44年)頃建築。
今となっては門扉のみ現存し、母屋が無いのが残念。
※ 左:ヘリアー歪曲補正 右:トプコール
【赤レンガ館】(旧百三十銀行行橋支店)
東京駅などの設計で知られる辰野金吾の監修。
大正3年(1914年)に建てられた銀行。
赤レンガ建築で行橋市の有形文化財指定。
これもわりと最近に修復されたものです。
※ 左:ヘリアー歪曲補正 右:トプコール
ふだんはカフェが営業しています。
地元の催し物が開催されることもあります。
レモンスカッシュを頂きました。昭和のヲジサン風にいえば「レスカ」
汗がおさまって生き返りますた。店員のご婦人としばし歓談。
館内は私だけ。
写真も撮り放題で小一時間ほどくつろいでしまつた ... 来てよかった。
平日はこれだからイイ。あらためてそう思った。
通りがかりの女子中学生が窓からレスカを覗いて
入りたがっていましたが、
ヲジサンのまったり姿を見て察したのか? 恐れおののいたか?
おとなしく帰っていきました。すまぬ。
※ 左:トプコール 右:ヘリアー ... やっぱり白黒でしょ!
あぁ、楽しい1日目であつた。
まもなく宿へ到着。一泊4600円ナリ。
マンションを改装してビジネスホテルにしたのだそうな。
私は豪華なホテルは望まない。雨露しのげればよし。
【行橋市(ゆくはし)市についての情報】
・行橋市内の文化財
・行橋市観光ポータルサイト
行橋市の発行している観光ガイドPDF 2016年1月版
・Googleの観光情報:行橋市周辺
記事:2022年8月21日 コロナは続くよ♪ どこまでも♪