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この記事は1998/01/13から公開しています

CRANE 19世紀ギターの世界
Ver.3.7.7


はい、このコーナーはソルジュリアーニたちが大活躍した、いわばギターの黄金期にあたる19世紀のギターを中心とした特集です!(はい、みなさん、ここで拍手)

このコーナーは1998年(当クレーンホームページ4万アクセス記念特集として)公開を開始したものです。このコーナーの公開当初(1996年頃から調査開始)には19世紀ギターというコトバ自体がインターネット上でほとんど見られず情報収集に苦労したものです(たいへんだったのよ、ホント)。以来、19世紀ギターは様々な音楽誌でとりあげられ、各地のホームページでも目にする機会が増えてきました。近年では19世紀ギターを使ったコンサートも多く、私としても非常に楽しい環境になってきたことを嬉しく感じております(同時にいろんな誤解も生まれているようですが:笑)。このコーナーは私がギターの修理やコピーモデルの製作や文献調査などで調べたことを可能な限りリアルタイムで修正・更新しています。最近になってわかったことや気付いたこと、学んだことがいくつも出てきますし、なかには著名人の著書や論文ですら間違いもあるのです。随時更新しております、御意見や御感想などお寄せいただけると嬉しいです。今後とも気長におつきあいください。

このコーナーは19世紀ギターの全てを紹介しきっているわけではありません。あえていえばまだまだ未公開の資料が山ほどあります。論文・文献等の調査のみに依存せず、実践的な立場から考察し、必要に応じて追加・更新・改訂を行います。

前置きが長くなりましたが、このコーナーを読めば、この時代はギターにとってとにかく高密度のオイシイ時代であることがおわかりいただけるハズです。さあ、はじまりはじまり........パチパチパチパチ....。

 


 第1章:19世紀ギターの魅力・特徴

 現代のギター(モダン・ギター)との比較

 重量比較表付き

 

 第2章:バロックギターからモダン・ギターへ

 モダン・ギターへの移行期

 19世紀の時代背景など

 

 第3章:19世紀ギターの構造

 指板・ネック・フレット・ブリッジ・骨棒・力木・装飾・弦

 調律キー(ピッチ)

 博物館展示楽器とオールドタイマー

 

 第4章:楽器の損傷と補修

 楽器のチェック項目

 ツキ板合板の構造

 修復歴

 弦数の増減改造など

 

 第5章:19世紀の製作家たち

 御三家

 知られざる名工たち

 ラコート・スクールについて

 パノルモ・ワークショップについて

 高騰する19世紀ギター

 

 第6章:19世紀ギターの数々

 バロックギター(1766年)から歴史を追って名器の紹介

 とにかく見ればわかるように編集しました

 紹介楽器の販売店と価格を併記してあるものもあります

補足:この章は取材当時からだいぶ時間が経過しており、他の楽器の紹介も含めてあれこれ更新・修正の必要がありますが、なかなか手がまわりません(申し訳ないっ!)。近年は私も製作と修理(19世紀のものはすでに70本以上かな?)の機会が多いために資料は蓄積される一方.....整理・検討して記事にしている時間がなかなかとれません。いずれこの章は大改造の予定でおります。ひとまず取材当時の資料が中心ですが私の低レベルの解説をお楽しみください(笑)。

 

 第7章:19世紀ギターのコピーモデル

 あなどれないパフォーマンス

 歴史的なコピーモデル

 紹介楽器の販売店と価格を併記してあるものもあります

 

 第8章:弦を選ぶときの目安

 19世紀ギターにココチヨイ弦とは?

 弦の選択のポイント

 ガット弦について

 専門的な弦のメーカーと入手先案内

 

 第9章:どんな曲がおもしろいの?

 19世紀前半のギターの作曲家・演奏家など

 同時代び活躍した音楽家たち

 編曲作品も狙い目か?

 

 第10章:入手方法と維持管理

 入手方法は様々ですが

 コピーモデルも候補に

 基本的な扱いは現代の楽器と同様

 

 第11章:オススメ楽譜とCD

 ワタシ(鶴田)のオススメ曲集

 19世紀ギターで演奏されたCD

 

 第12章:立奏とストラップ

19世紀の版画などを見ていると立ってギターを演奏していることがとても多いのです。また、椅子に座っていても肩にはストラップが掛けられていて楽器の保持の意味でもストラップは重宝されたと考えられます。現代でもリュートではストラップを使う人が多いのですが、あなたも試してみてはどうでしょう?

 ワタシ(鶴田)の考案したストラップ 写真1 写真2

長さ調整はエンドピン側を3cmづつ間隔をおいて切り込み穴を開けてあります(洋服のボタンのような一文字)。ヘッド側の2分割したものでさらに微妙に調整もできます。

 

 

 謝辞・御礼

今回「19世紀ギターの世界」編集にあたりまして都内各所の楽器店のみなさん、製作家、演奏家、研究家、出版社のみなさんから貴重な御意見を多数いただきました。また、1999年の更新ではびわりんさんに資料提供いただきました。楽器の構造や材料について製作家の田中清人さん、山下暁彦さん、水原さん、今井さん。黒田さん、海外の製作家の仲間やショップの皆さんなど多くの方々に御協力いただきました。みなさんありがとうございました。この場を借りてココロより厚く熱く御礼申し上げます。

なお、鶴田は未熟者ですゆえ記述の中に間違いや勘違い、誤植のたぐいがあるかもしれません。お気づきの際は遠慮無くメール等で御意見を頂ければ幸いであります。

 

 

 


  備考:記事のなかで紹介してある楽器は現時点でお店に陳列されているとは限りません。

 


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