● そのむかし、1997年にウクレレ製作記事をWebにかいたんですよ。当時はほかにそういったサイトも無かったせいか反響がすごかったんで私自身がびっくらコイたのですよ。その後いろんなウクレレ製作サイトが現れて「ああヨカッタ、ウチにはもう質問とかは来ないだろぅ、ウシシシ...... 」なんて他力本願寺で安心していたわけですよ。ところが、なんだかんだいいながらもウチのサイトに質問やら完成報告などが相次いで届くもんだから再びびっくらこいたんですよ。 まぁ、弦楽器製作でいちばんてっとりばやいのはやはりキット。人気があってト〜ゼン。しかも場所をとらないウクレレ! 失敗しても痛手は少ない? 手軽に弾いて楽しめる! いいねぇ! サッポロ一番、これ一番! ラーメンの「九州一番」は国立インター前。
そして製作仲間との付き合いといいますか、いくつかの事情も発生しまして、ここにきて初心に戻り、キット製作記事を再展開しようということになりました(詳しくは以下の STEP 0 を御一読あれ)。
そう! 今回が従来の製作記事と大きく異なるのが「視聴者参加Web番組」であること! 私が一方的に作って記事を掲載するのではありません。このホームページを御覧のみなさまにもウクレレキットを準備していただき、毎回ステップごとに作業してまります。そうしながら製作のギモンや質問やヨカラヌアイディアをメールでお寄せいただきライブ感のある記事に盛り上げていこうというのが狙いなのです。我ながらなんて素晴らしいアイディアなんでしょう! ひょっとしたら私は天才かもしれません。 自分の才能が怖い。 皆さんも今回はのんびり見てるバヤイではないですぞ。
はりきって参りましょう! ウクレレキット再入門、略してウキ〜〜ッ!
さあ、はじまりはじまり........パチパチパチパチ....。
● STEP 0:はじめに
■ はじめに(口上申し上げまする)
■ どうすればいいの?
■ 弦楽器製作メーリングリストの仲間もいるぜっ!
■ たんにキットを組み立てるのはつまんない?
■ ケガにだけは御注意ください。
■ 浜辺で弾けばあの娘の視線も釘付けさっ!
・2002年7月16日
● STEP 1:準備するっ!
■ ウクレレキットを入手せよ!
■ キットを手にするまでにやるコト
■ ところで完成予定はいつ?
・2002年7月16日
● STEP 2:部品チェック
■ 部品のあれこれ
■ 接着剤について
■ 型枠とボディ形状について
■ 木材について
■ 糸巻き(ペグ)について
・2002年7月20日
● STEP 3:いよいよ戦闘開始! 下準備編
■ 表面板を削る(より鳴らすために厚さ調整)
■ バーを削る(もっと鳴らすために)
■ ボディ厚さの調整(もっともっと鳴らすために)
■ ネックを削る(も〜〜〜っと鳴らすために)
■ ついでに指板を.........
・2002年7月22日
● オマケ:ベンディングアイロンを作ろう
■ 金属パイプと電球があれば!
・2002年8月3日
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● STEP 4:ライニングの接着
■
ボデイ形状が固まり、ビンディングも付けやすい
● STEP 5:裏板へバーを接着する
■ バーの接着面をしっかり密着
● STEP 6:裏板と側面板の接着
■ ここもピッタリ密着
・2002年8月3日
● STEP 7:インレイをいんれぃよう!
■ ロゼッタへのインレイは準備から
■ ひたすらていねいに....誰にでもデキル(たぶん)
STEP7 は初心者の皆さんにはちょっと難しいです。無理をせず読み飛ばしていただいてもかまいません。
・2002年8月7日
● STEP 8:ボディのクローズ
■ 表面板へバーを接着する
■ ボディと表面板のクローズ(箱にする)
● STEP 9:ネックとヘッドの加工
■ ヘッドを真剣に成形する
■ ネックを真剣に成形する
■ M.O.Pのポジションマーク
● STEP 10:ボディのビンディング
■ 溝切り
■ ビンディングの曲げと接着
■ 切削と厚さ調整
STEP10 は初心者の皆さんにはちょっと難しいです。無理をせず読み飛ばしていただいてもかまいません。
・2002年8月12日
● STEP 11:指板(フィンガーボード)
■ フレットのレベル調整
■ フレット研磨
■ 指板の染めのすけ染め作業
● STEP 12:塗装(ボディ)
■ ボディの塗装
【塗装の前に】
● STEP 13:塗装(ネック)
■ ネックの塗装
【ペグ穴の補習】
【指板とネックの接着】
● STEP 14:ブリッジの製作と接着
■ キットに入ってたブリッジパーツ見なかった?
■ ブリッジを表面板へ接着
・2002年8月17日
● STEP 15:ネックとボディのジョイント
■ 指板と表面板との隙間についての質問
■ ネック接着面の処理
■ ヒールキャップを作る
● STEP 16:サドルとナット・調整
■ サドルとナットを作る
■ ペグの弦穴空けと染め作業
■ サドルと全体の調整・仕上げ
■ 弦について
■ ついに完成! 歓声!
浜辺のあの娘 再び....
■ 完成写真集
■ イザ! 御披露目の集い
・2002年8月19日
【備考】いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、長かった、長かった。結局STEP16にまで至りましたよ。ホームページと製作の同時進行はつらいですわ、やっぱり。
このコーナーの本文は製作の合間をぬって掲載されたためにニホンゴの不適切な部分や勘違いも含まれるかと思いますので、今後折りをみて記事の修正・更新を行っていきたいと思います。お気付きの点は御連絡頂けますと幸いです。
【備考】ボディを板材から曲げて作らずに天然素材を使う方法もあります。ヒョウタンが代表的な例ですが、当クレーンホームページの「自作弦楽器自慢大会」のコーナーで紹介していますので興味のある方は御覧ください。ヒョウタンさえ入手すれば手軽にボディが作れます。